古き良き建物や職人芸が数多く残る東京の下町、蔵前・浅草エリアは、歴史があるだけでなく、現代の流行を生み出す新しさも混合する個性的な街です。今回は、全行程3kmで無理なく歩ける食べ歩きモデルルートをご紹介します。
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0km地点:浅草橋駅をスタート!
台東区の下町散策の起点となる浅草橋駅は、JR総武線と地下鉄・都営浅草線が乗り入る接続駅となっており、便利です。
今回は、この浅草橋駅から浅草寺に向けて徒歩で全長3kmの食べ歩きをスタートさせましょう。
0.5km地点:台湾カフェ「家豆花」
浅草に向けて歩き始めると早速左手にあるのが家豆花です。ここは、台湾人のオーナーが2020年にオープンさせた台湾カフェとなっており、看板メニューの台湾スイーツ・豆花(500円〜)のほか、魯肉飯(700円)や葱油餅(300円)などのお食事も楽しむことができます。
豆花や魯肉飯がついたセットもあるので、歩き始めのお腹の空き具合や時間によって、好きなものをチョイスしてください。
店内は、台湾の雑貨や装飾が飾られており、レトロな台湾家庭のような雰囲気を纏っています。ぜひ、台湾を感じられるスポットで一服してみませんか?
- 家豆花
- 浅草・上野・谷根千 / スイーツ / カフェ・喫茶店 / 台湾料理
- 住所:東京都台東区浅草橋2丁目29−14 長島エレガンス第6ビル 1階地図で見る
- Web:https://www.instagram.com/jiadoufua/?hl=ja
1km地点:チョコレート工場&カフェ「Dandelion Chocolate, Factory & Cafe Kuramae」
アメリカ・サンフランシスコ発のDandelion Chocolate(ダンデライオン・チョコレート)は、カカオ豆からチョコレートバーをつくるまでのすべての工程を一貫して行う「Bean to Bar」をコンセプトにした、新感覚のチョコレートファクトリー。
日本の第1号店となるこちらのファクトリー&カフェは、1階部分にはチョコレートファクトリーとスタンド、2階はカフェとワークショップスペースを併設した、日本の伝統やクラフツマンシップが息づく蔵前にぴったりの店舗となっています。
店内では、コスタリカやホンジュラス、ドミニカ共和国と言った産地から買い付けたカカオ豆の選別、ロースティング(焙煎)、摩砕、テンパリング、成形、包装といった、チョコレート製造工程を間近で見ることができます。
出来立てほやほやのチョコレートをふんだんに使ったドリンクやスイーツは、店内やテイクアウトで楽しむことができます。
焼きマシュマロとビターチョコレートの新食感スイーツのS’MORE(スモア/550円)や、カカオニブの苦さと甘いキャラメルが絶妙の相性となっているNIB TOFFEE(ニブトフィー/600円)、自家製のハウスホットチョコレート(690円)などが特にオススメです。
- 写真:aka-regionグラハムクラッカーにマシュマロ、チョコレートガナッシュが乗った「S'MORE(スモア)」(550円)
- 写真:aka-regionイートインも可能なDandelion Chocolate店内。
- ダンデライオンチョコレート ファクトリー&カフェ蔵前
- 浅草・上野・谷根千 / カフェ・喫茶店 / スイーツ / 女子旅 / チョコレート / チョコレート専門店
- 住所:東京都台東区蔵前4-14-6地図で見る
- 電話:03-5833-7270
- Web:https://dandelionchocolate.jp/
1.5km地点:パン屋「Pelican」
エネルギーをチャージしたところで、老舗パン屋さんへ向かいましょう。昭和17年創業で、「毎日食べられる、飽きの来ない味」をコンセプトに、時代を超えて受け継がれたパン作りをするパン屋Pelicanです。パン好きであれば一度は食べてみたいパンと言われています。
商品は、食パンとロールパンのみで、形や大きさの違いを含めても全10種。食パンは1斤(430円)から3斤(1,300円)までの展開があり、長さや高さも様々です。山型パンの他、ロールパン、ホットドック用のドックなどの商品展開があります。
目が詰まっているパンですが、それでいてソフトで柔らかな食感が特徴です。パンそのものの美味しさを味わうため、焼いたパンにバターだけで食べてもいいかもしれません。ぜひ、昭和初期から変わらない美味しさを体感してみてください。