愛媛
愛媛観光
道後温泉・しまなみ街道が有名な、柑橘類の一大産地

松山でいただく絶品の鯛めしと郷土料理のお店3選

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:43都道府県

2020年5月11日更新

389view

お気に入り

写真:熊猫

四国愛媛といえば道後温泉にみかんが有名ですが、いえいえ鯛めしを忘れてはいけません。宇和島市が発祥の地とされる鯛めしは鯛の刺身と溶き卵を用いて豪快に食べる贅沢な郷土料理です。松山市内でいただく絶品の鯛めしはいかがですか。

この記事の目次表示

宇和島発祥の鯛めし

鯛めしの起源には様々な説がありますが、主にはその昔宇和島市を拠点とした海賊の料理という説が有力と言われています。

この鯛めしには大きく分けて2つの流れがあります。愛媛県の東部である東予と中部の中予地方では鯛とご飯を一緒に炊いた、いわゆる炊き込みご飯の鯛めしが一般的です。

  • 鯛を一尾丸ごと炊き込む東予・中予の鯛めし。

一方、宇和島を中心とする愛媛県南部の南予地域は鯛を刺身でいただきます。醤油と生卵の入っただし汁に鯛の身、ゴマ、きざみねぎ、しその葉、海藻といった薬味を混ぜて、ご飯にかけていただきます。

  • 出典:www.photo-ac.comお刺身と特製のたれでいただく南予の鯛めし。

【1】天然か、それとも養殖か、選べる鯛めし「丸水」

宇和島に本店を構え、松山市内と道後にそれぞれ店舗を持つ鯛めしの老舗が「丸水」です。母体となった会社は昭和以前から創業、戦後すぐに同店の初代が継承し、現在の「丸水」の流れを作ったといわれています。新鮮な素材と秘伝のたれが県内外から高い評価を得ています。

とりわけ、鯛は一本釣りの天然真鯛と養殖の真鯛「鯛一郎君」を選べることができます。希少な仕入れの天然ものともちもちの食感が群を抜く養殖もの、どちらも甲乙つけがたく、思わず悩んでしまうかも。なお天然真鯛は売り切れ次第終了となります。

ひと風呂浴びた後は道後店へ

「丸水」の中でも道後温泉からほど近いハイカラ通りにある道後店は、おしゃれな雰囲気で昼間はカジュアルな割烹、夜はおしゃれな居酒屋として利用することができます。天然真鯛の鯛めしはセットで2,100円、養殖の鯛一郎君は1,500円です。また、食べ比べセットと称し、天然真鯛と「鯛一郎君」の両方を味わえる欲張りなお膳は1,900円です。

選べるのは真鯛だけではありません。鯛めしの味を決定づけるたれ、そしてたれに混ぜる卵も各3種類が用意されており、選ぶことができます。3種のたれは同店の初代が作った「初代のたれ」、そして「3代目のたれ」に、道後店だけで味わえる「道後のたれ」です。卵は「美豊卵」、「紅花卵卵」、「媛っ子みかんたまご」の3種類。いずれも地元のブランド卵です。

  • 写真:熊猫3種類のたれと卵を選べる「丸水」の鯛めし。

郷土料理の数々も豊富に

宇和島の3大郷土料理といえば、サメの切り身を酢味噌で食べるふかの湯ざらし、千切りこんにゃくと魚そぼろ、そして薬味を和えるふくめん、そして雑魚をすり身にしたじゃこ天です。

「丸水」ではこの珍味を一度に堪能できる「宇和島セット」(750円)が大好評。お酒のおつまみにも最適で、絶対に外せないメニューです。

  • 写真:熊猫左から、ふかの湯ざらし、じゃこ天、ふくめんが一度に堪能できる「宇和島セット」。

自家製ジュースにみかん酒、地酒、クラフトビールも豊富

  • 写真:熊猫おいしい地酒を豊富に揃える「丸水」。

郷土料理の数々ばかりでなく、「丸水」はドリンクでも楽しませてくれます。特におすすめが自家製のジンジャーエール(500円)。鯛めしとの相性抜群!とお店も太鼓判です。また、自家製の「みかん風味のレモネード」(500円)もさすがみかん処の愛媛県の本領発揮といったところでしょうか。

みかんといえばお酒もふんだんに用意されています。生絞りみかんビール(600円)にみかんの酒(600円)は愛媛県ならでは。左党も思わず唸る味わいです。一方、じっくりとお酒を楽しむなら、やはり地酒ですね。地元松山の造り酒屋、桜うづまき酒造「大吟醸 坂の上の雲(1,800円)」、愛媛県の酒米「しずく媛」を使用し、愛媛のゆるキャラ「みきゃん」とコラボした「純吟しずく媛 みきゃん(550円)」などなど、豊富に取り揃えています。

この他、後地区唯一の造り酒屋、水口酒造の「道後ビール」は切れ味すっきりのケルシュ(800円)と爽やかなバイツェン(800円)が用意されています。

  • 写真:熊猫道後温泉エリア唯一のクラフトビール、「道後ビール」。
丸水 道後店
愛媛 / 和食 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ / 女子旅
住所:愛媛県松山市道後湯之町13-10地図で見る
電話:089-968-1861
Web:http://gansui.jp/

【2】南予風と中予風、両方の鯛めしがいただける味倉

  • ハイカラ通りの入口。味倉は入口からすぐ、左側にお店があります。

道後温泉駅から徒歩で2、3分、ハイカラ通り入口近くにある食堂の「味倉」では、南予風と中予風のそれぞれの鯛めしをいただくことができます。

南予風鯛めし(1,250円)は、お重に敷き詰められた温かいご飯とその上に隙間なく載せられた鯛のお刺身に圧倒されます。薬味とわさびを入れたたれをとろろと混ぜ、その芋たれをお重の鯛にかけていただくのが、「味倉」の南予風鯛めし。南予風とあるのは、恐らくたれに生卵を入れず、とろろを用いているからでは。でも、そのセオリーとはちょっと違うとろろの鯛めしもまた絶品です。

  • 写真:熊猫とろろとたれを混ぜていただく、味倉の南予風鯛めし。

ふっくらじっくり炊き上げる中予風

一方、鯛を炊き込む中予の鯛めしもまた格別。一尾丸ごと鯛が入った鍋は壮観な眺めです。ふっくらじっくり炊き上げる中予風鯛めし(1,465円)は南予の鯛めしとはまた違うおいしさが楽しめます。炊きあがるまで20分の時間を要するのでご注意ください。

瀬戸内料理の数々

「味倉」の真骨頂は瀬戸内料理です。鯛以外の刺身で同様の食し方をする「ひゅうがめし」(1,250円)、鯛の煮つけとそうめんを組み合わせた「鯛めん」(1,496円)、頬が垂れるほどおいしいことから「頬たれ」と呼ばれるようになったカタクチイワシを使った「頬たれの煮びたし」(495円)など、松山ならではの郷土料理を存分にいただくことができます。

なお、お酒は日本酒、焼酎各種、用意されているとともに、道後ビールはケルシュ、スタウト、アルト(各650円)の3種類を揃えています。

瀬戸内料理 味倉
愛媛 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ / 女子旅
住所:愛媛県松山市道後湯之町12−32地図で見る
Web:http://ajikuradogo.web.fc2.com/

次のページを読む

愛媛の旅行予約はこちら

愛媛のパッケージツアーを探す

愛媛のホテルを探す

愛媛の航空券を探す

愛媛の現地アクティビティを探す

愛媛のレンタカーを探す

愛媛の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2020年5月9日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


全国の人気ご当地グルメ47選!お取り寄せもできる都道府県別の名物グルメ特集

旅行の楽しみの一つ「ご当地グルメ」。この記事では全国47都道府県ごとに、人気の名物グルメを厳選してご紹介します。いずれのご当地グルメもお取り寄せもできますよ。


【愛媛】外湯に!スタバに!鯛めし!道後温泉の楽しみ方

温泉街が充実しており、若者や女子旅でも人気のある、道後温泉。今回は2017年12月にオープンしたスポットを含め、道後温泉の楽しみ方について紹介していきます。更に...

【保存版】 四国(愛媛・高知・徳島・香川)のおすすめ観光スポット15選!

四国一周プランの参考に!四国旅は、女子ひとり旅にもおすすめです♡今回は、四国の人気観光スポットから穴場、さらにグルメも含めてご紹介。一度は行きたい道後温泉や四万...

【愛媛・松山】愛媛県人がお勧めする鯛めしが食べられる「かどや」

愛媛の名物といえば、「みかん」などの柑橘類をまず最初に思い浮かべる人が多いと思いますが、もう一つの名物「鯛めし」も忘れてはいけません。今回は筆者の知り合いの愛媛...

【愛媛】野生のシカと会える!松山からもアクセス抜群の鹿島

愛媛県の県庁所在地・松山。そこからわずか45分ほどのところに、野生のシカが生息する無人島があるのをご存知でしょうか。今回は、松山駅から散歩感覚で行ける無人島、鹿...

この記事を書いたトラベルライター

さすらいびと
「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕日を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうにつたえるかって?」
「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いてみせるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって…。その夕日を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」 星野 道夫「旅をする木」(文春文庫)より
https://blog.goo.ne.jp/kumaneko71

140円の鉄道旅・大回り乗車で楽しむ東京〜千葉・絶品の駅そば巡り

大回り乗車をご存じでしょうか。JR各社の大都市近郊区間内の特例として、運賃上正式な乗車ルートではない路線を利用し、遠回りして目的地に行く乗車方法のことです。この...


140円の鉄道旅「大回り乗車」で楽しむ首都圏1都3県のグルメ旅

JR各社の大都市近郊区間内の特例として、遠回りしながら目的地に行く「大回り乗車」というものがあります。初乗り料金のたった140円でぐるりと関東地方を一周すること...


うどんだけじゃない。高松名物「骨付鳥」は、CAも通う「蘭丸」がおすすめ

高松といえば、讃岐うどん。でも、もうひとつの名物「骨付鳥」はあまり知られていません。文字通り、鳥の骨付きもも肉を焼いたもので、スパイシーな味付けが特徴です。近年...

階段降りたら2秒でアジア。アジア食材・調味料が揃う「アメ横センタービル・地下食品街」

今、東京でも屈指の多国籍タウンになりつつある「アメ横」。今回は、色々な国の様々なエッセンスが薫る商店街の中でも、とりわけホットなスポットとして注目を集めている「...

【福井】永平寺の修行体験 1泊2日の参籠で心を整える

旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』において二つ星がつけられるなど、国内外から注目を集める永平寺。でも観光で訪れるだけとは、なんとももったいない。...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.2 bluemoonさん

【トラベルライターインタビューVol.2】NY記事50本超え!人気記事を多数生み出しているbluemoonさんの執筆のコツとは?