石垣市・石垣島
石垣市・石垣島観光
美しい青い海を擁する八重山諸島の中心となる島

石垣島の島料理居酒屋【あだん亭】は予約必須!

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:44都道府県

2021年5月21日更新

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地元、石垣島の食材をふんだんに使った、美味しい島料理が味わえる居酒屋さん【あだん亭】。家庭的な雰囲気があり、ゆったりくつろげるから、観光客はもちろん地元の人にも人気!予約必須です。

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家庭的で地元感たっぷりの【あだん亭】とは?

石垣島に来たら、やっぱり 八重山諸島 ならではの食材を使った 島料理 を食べたいですよね。もちろん、石垣島には島料理が楽しめる様々なタイプのお店がありますが、「地元ならではを感じられる居酒屋が好き」「お手頃価格で島料理を食べたい」「子連れでも安心できるお店がいい」と言う方にオススメなのが、今回ご紹介する【あだん亭】です。

「アダン(阿檀)」とは、沖縄のような亜熱帯や熱帯の地域に生息する小高い木。マングローブのような植物群落に生息していることが多いようです。

ツンツンした葉は、昔から沖縄では「ござ」や「座布団」、「草履」などの素材に使われています。麦わら帽子ならぬ「アダン葉帽子」も、おみやげ屋さんなどで見かけるのではないでしょうか。

また、パイナップルのような果実も特徴的。香りもいいので「美味しそう〜」と思うかもしれませんが、大きくなってしまったものは、ほとんど繊維質、まずくて食べられません。

でも!柔らかい新芽は食べられるそうで、そんな料理を【あだん亭】で食べることができます。

【あだん亭】入口の両脇に、実際にアダンの木が生えているので、ぜひ見てみてくださいね。

石垣島産の「木材」がふんだんに使われている店内

お店のエントランスからも伝わるように、店内も “あたたかな地元の居酒屋” という雰囲気。それは、大将が自ら集めたという “島木材” をはじめ、店内のほとんどのインテリアに木材が豊富に使われているから。木の温もりを感じられます。

また、入口は小さいですが、店内は奥に広く、テーブル席だけではなく小上がりもあります。小上がりの席はゆったりと空間をとっており、隣のお客様との間にも木材の間仕切りがあるので、小さなお子様連れの家族でも、隣のお客様を気にせず楽しめると思います。

有名なお店でも「地元感」ある雰囲気がいい!

有名人のサイン色紙が多く飾られていたり、 アートホテル石垣島 のすぐ近くということもあり、観光客がとても多く訪れているお店です。

でも、“観光客の皆さまいらっしゃいませー!” という下手に出ている感じではなく、地元感があるのがとても居心地が良いのです。

キープボトルが並ぶ、肩肘張らないような年季の入った店内もそうなのですが、一番その雰囲気を出しているのは、お店で働いている地元の “おばちゃん” たちなのかなと思います。“おねえさん” と言った方が良いでしょうか?(笑)

お店で働いている皆さんは、観光客であろうが地元客であろうが対応は変わりません。下手にへりくだってもいません。チャキチャキと対応してくださいます。でも、石垣島に対する愛情を感じます。

だから、食べたものを「美味しいー!」といえば喜んでくださるし、泡盛もいっぱい飲むと喜んでくれます。そんな、年季の入った “おねえさん” たちとの会話も是非楽しんでいただければと思います。

【あだん亭】の美味しい料理たち

メニューを見ると、泡盛のアテになるちょびちょび盛りのおつまみや、野菜、お魚、石垣牛など様々!地元の人にとっては馴染みの料理かもしれません…でも、石垣島に旅行に来た人にとっては魅力的なものばかりです。

ご参考までに、筆者が頼んだものを一部ご紹介します。

やはり、沖縄においては魚は外せません!マース煮や唐揚げなど、魚の調理方法は豊富ですが、素材直球を味わうには、刺し盛り が一番!写真は 1〜3人前の刺し盛りで2,000円。この日は、マグロ、カジキ、コブシメ(コウイカ)、イブラチャー、はらご (マグロのハラミ)でした。

海ぶどう(650円) は泡盛のアテに最高!もちろんお酒が飲めない方にとっても、沖縄に来たならば食べておきたい食材ですね。石垣島では海ぶどうと一緒に、よく玉ねぎスライスがついてきます。そして【あだん亭】のタレは、これまた少し独特。よくあるのは三杯酢ですが、ごま油のような風味のある油も混ざっており濃厚です。

海ぶどう自体に少し塩気があるのですが、玉ねぎと一緒にこのタレにチョンチョンと付けて食べると、とーーーっても旨いです。

海の幸だけではなく、石垣牛も気になるところですよね。このお店で大人気のメニューは 石垣牛寿司(2,400円) らしいのですが、筆者は 石垣牛スタミナソテー(2,000円) を注文。これがまた絶妙な火の通り具合、しかもニンニクの香りが食欲をそそり、スパイスが絡まった味付けがものすっごく旨い!野菜たっぷりなのも嬉しいです。

こちらは、あまり聞き馴染みのない あちこーこー焼き(700円)「あちこーこー」という言葉は、八重山諸島では「熱い」という意味なんだそう。

見た目は、チヂミ?お好み焼き?のような感じです。でも、さすが石垣島、生地自体がなんとも言えない独特な味付けなのです。上にかかっているマヨネーズとお好み焼きソースのようなタレがかかっていても「んん!なんか違う!」とわかるはず。

小さなお子様にとっては、慣れていない沖縄の食材かもしれませんが、島タコの唐揚げ、島鶏の唐揚げ、ポテトフライなど、幼い子が好きなメニューも豊富にありますのでご安心くださいネ。

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
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