満潮の時は海に沈み、干潮に向けて現れる「幻の島」。この島へは、ツアーを介して石垣島からボートで行くことができます。今回は【オーシャンズ石垣島】のツアーをもとに「幻の島」についてご紹介いたします。
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「幻の島」とは?
【幻の島】は、正確には「浜島」と言います。満潮時は海の中に沈み、干潮になるにつれて現れる砂だけの無人島、だから “幻の島” と呼ばれるようになったのですね。
とは言っても、完全に海の中に沈むのではなく、常に海上に出ている岩場があり、日本地図にも「浜島」とちゃんと表示されています。
【幻の島】は八重山諸島の“へそ”
石垣島から南西にある小さな島を総称して「八重山諸島」や「八重山列島」と言いますが、その “へそ” にあたる位置に【幻の島】があります。
しかも無人島で、干潮の時にしか現れない砂の島…言ってみれば 海のど真ん中。だから、周辺の海は、息を飲むほどキレイ!とにかく透明度が高いんです。
ツアーでしか行けない「幻の島」
八重山諸島の有人島には石垣島離島ターミナルから高速船が出ていますが、【幻の島】行きはありません。
ですが、ダイビングなどを行っているショップツアーに参加すれば、【幻の島】や、近くの海でダイビング&シュノーケリングもセットで楽しめます。
今回は石垣島発ツアーを各種行っている【オーシャンズ石垣島】のツアーを元に、【幻の島】までどのように行き、どんな楽しみ方ができるのかをご紹介します。
実績の高い【オーシャンズ石垣島】
石垣島で営業している【オーシャンズ石垣島】は、開業以来、無事故!またNAUI(安全なダイビングの普及を目的に、世界で初めて創立されたダイビングの国際的指導団体)の「NAUIグッドスキューバセンター」も4年連続で受賞しているそうです。
様々なツアーを催行していますが、【幻の島】に関するツアーは主に3つあります。
- 泳がなくても写真を撮ったりして楽しめる幻の島上陸のみのツアー(大人3,800円)
- 幻の島 & シュノーケリングが楽しめるツアー(大人5,300円)
- 幻の島 & シュノーケリング & 竹富島自由散策が楽しめるツアー(大人12,000円)
今回、筆者は シュノーケリング も楽しんだので、持ち物、ツアーの流れなども含めてご紹介いたします。
いざ!「幻の島」へ出発!
ツアー会社の船なので、離島ターミナルではなく、その近くにある漁港からボートに乗り込みます。そこまでは離島ターミナルからは徒歩10分ほど。駐車場はあるので車で来ることもできますし、石垣市街のホテルであれば、送迎サービスを利用することもできます。
必要な持ち物
後述もしますが、幻の島に上陸する際は必ず海の中に入ることになるので、水着&サンダルの着用は必須!
集合場所に到着する前に水着を着用し、その上にTシャツ、短パンなどの軽装で来るのが良いと思います。そして、足元は濡れて良いビーチサンダルやクロックスなどで。海に潜った後に体を拭く タオル も必須です。
日焼けしたくない方は、日焼け止め を事前に塗るのはもちろん サングラスもあると良いと思います。
充実した器材にウェットスーツ
ボートに乗り込んだら早速ウェットスーツを着ます。荷物を収納スペースに入れている間に、スタッフの方が「このサイズでどうですか?」と持って来てくれます。
また、小さなお子様には、こんなキッズ用のアンダーウェアも!子供は海に入ると大人以上に体温が奪われやすいので、これはとってもありがたい!このアンダーウェアの上にウェットスーツを着ることになるので、防寒バッチリです。
もちろん、シュノーケリング、スキューバダイビングの器材も料金に含まれており、お子様から大人までちゃんとサイズもあります。ボートに乗っている間にサイズ合わせなどなどしてもらえますヨ。
「幻の島」へ上陸!
石垣島を出てしばらく深緑色の海ですが、だんだんと透き通ったエメラルドグリーンに!
わかりますでしょうか?この透き通った海!まだまだ水深は深いのに、海底が見えます。そして前方に見えるのが【幻の島】。ここまで、石垣島からボートで約30分です。
無人島なので波止場などはありません。少し浜に寄せたところにアンカーを打ち付け、ボートを停泊させます。幻の島へ上陸する際は、ボートから膝下くらいの海の中へ降りることになるので、 水着とサンダルが必須 なのです。
なお、ウェットスーツは着ているだけで水中でぷかぷか浮く仕様なので、体が軽い小さなお子様は、大人の膝下くらいの水位でもプカ〜(笑)。うまく足がつかず歩けないのですが、スタッフの方がサポートしてくれるので安心です。
「一期一会」の見事な光景!
上陸して改めて全体を見ると、見事な 三日月 型の砂浜です。砂だけの陸なので、波に流されては形成される島の形は、訪れるたびに異なるとか。まさに一期一会の光景ですね。
ご参考までに時間のことを言うと、この日は 干潮 6:50、満潮 12:40。幻の島に到着したのは9:00前だったかと思います。まだ日が昇っている最中、影も長いです。
朝は早かったのですが、ツアー会社もできるだけ【綺麗な形の幻の島】に上陸できる時間を考えてツアーを組んでくれるので、スケジュールはその日によって若干異なります。