オーナーは魚屋さん。料理長はアートホテル石垣島のレストランの元シェフ。だから、旅行客の心を掴む魚料理がいっぱいある居酒屋です。肩ひじ張らない雰囲気なので、小さなお子様づれにもおすすめ。沖縄ならではの食材をたっぷり楽しめます。
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「崎原さしみ店」直営の【居酒屋 まるさ本店】だから魚がうまい!安い!
石垣島の海の幸は、とってもカラフルで、とっても美味しい!だから、魚介類が美味しいお店はたくさん見かけると思いますが、その中でもオススメなのは、魚が新鮮!かつ安い!メニューも豊富!な居酒屋の【まるさ本店】です。
なぜ、新鮮で美味しくて安いのかというと、市街地に近い場所にある「崎原さしみ店」という魚屋さんの直営だからです。目利きの良いオーナーさんが、その日の朝に揚がったばかりの新鮮な魚を仕入れてくれる、だから美味しくて安いのですね。
【居酒屋 まるさ本店】の料理長は「アートホテル石垣島」の元シェフ
- 出典:tripnote.jp
さらに、【居酒屋 まるさ本店】の店長(料理長)は、石垣島の中でも人気ホテル「アートホテル石垣島」にて5年間シェフを務めた方です。石垣島出身だから魚に詳しいのはもちろん、さらに、その間は洋食も学んでいたとのこと。
だから、石垣島に訪れた人が「ここに来てよかった」と思える料理作りにこだわっているんだそう。地元の人たちが喜ぶメニューはもちろん、バラエティ豊かなメニューが揃っています。
- アートホテル石垣島
- 石垣市・石垣島 / ホテル / 3つ星ホテル / プール付きホテル
- 料金(目安):5,500円〜43,253円
- 宿泊時間:15:00〜11:00
- 住所:沖縄県石垣市大川559地図で見る
- 電話:0980-83-3311
- Web:https://www.art-ishigakijima.com/
【居酒屋 まるさ本店】は小上がりいっぱいの肩肘張らない店内
店内は広々としており、肩肘張らないアットホームな雰囲気。カウンター席は5席ほどで、あとは小上がりが5テーブルほど。小上がりはつい立てもあり、隣のお客様は気にならないので、小さなお子様連れのファミリーも安心です。
また、お店のスタッフさんもみんなフレンドリー。魚のことや、独特な料理名でわからないことがあったら、気軽に聞いてみてくださいね。
美味しい料理がいっぱい!
カウンター横にあるホワイトボードには、「本日の鮮魚・本日の煮付け・本日のおすすめ」がずら〜り。手書きの、このような日替わりボードは興味をそそられます。
また、各テーブルにあるメニューの中にも、ホワイトボードに無い「まるさ本日のおすすめメニュー」があります。
オススメはやはりお刺身!
あれもこれも頼みたくなってしまいますが、お魚好きな方にオススメなのは、やっぱり「刺身6点盛り」!
この日は、左下から時計回りに、ハラゴ(マグロのハラミ)、マグロ、イブラチャー、ミーバイ、カジキマグロ です。ハラゴ、イブラチャー、ミーバイは、一手間かかっていて、ウロコを取ったあと、皮を少し炙る“焼き霜造り”。
皮を炙ると魚の余分な脂や臭みを取り除くので、魚本来の味が楽しめます。それに、皮と身の境目にこそ旨み成分がたーっぷりあるので、噛みしめるほど美味しさが口に広がります。
ところで、ミーバイ や イブラチャー は沖縄以外では聞き慣れない魚の名前ですね。ミーバイはハタ“類”、イブラチャーはブダイ“類”、と言われているように、「この魚!」というピンポイントをついた名称では無いんです。
一言で「ミーバイ」と言ってもハタ類いろいろ。「イブラチャー」もブダイ類いろいろ。だいたい同じ、でもちょっと見た目が違う…というような感じ。なんだか、その適当さが、のんび〜りしている沖縄らしくて良いですね。
どれもこれも、新鮮さが感じられるコリコリした食感で美味しい。この6点盛りで、なんと 1,500円です!さすが魚屋さん直営。驚きの価格設定。
マグロ刺(680円)もオススメ!特に赤身は絶品!!というのも、「崎原さしみ店」さんは マグロの仕入れ にもとても力を入れていらっしゃるんだそう。
案外知られていませんが、沖縄近海は日本有数のまぐろの漁場なのです。マグロの水揚げ量でも全国トップクラスを誇っているほど。公設市場などを散策していると、マグロの刺身をたくさん見かけるかと思います。「崎原さしみ店」さんにも、マグロの刺身がズラ〜っと並んでいます。
沖縄ならではのメニューも
海ぶどう(580円)などの沖縄ならではのメニューも数多くあります。島らっきょ、もずく酢、ミミガーポン酢、ジーマみ豆腐などなど。でも、これらが “定番” とはいえど、お店によってアレンジが異なって面白いです。
例えば 海ぶどう。海ぶどう自体はどこで食べてもあまり味は変わりません。そこで違いが出せるのが タレ。よくあるのは三杯酢ですが、【まるさ本店】のタレはポン酢を濃くしたような味わいです。なので、海ぶどうの下にある生の玉ねぎと一緒に食べると、サラダみたいでさっぱりいただけます。
たらし揚げミックス(580円) も面白い!「たらし揚げ」という言葉を初めて聞いた筆者は、メニューのカッコ書きにある 「からし菜・アーサー・もずく・ピパーツ」を見て、これらをミックスした「かき揚げ」のようなものを想像していたのですが、全然違うものが来てびっくりしました。
食べてみると、八重山かまぼこ です。八重山かまぼこ とは、近海で獲れるイブラチャー(ブダイ類)のような白身魚をメインに加工した「かまぼこ」。「小田原かまぼこ」や「薩摩揚げ」のような地域ブランドです。
では、なぜ「たらし」なのか店員さんに聞くと、「油の中に垂らすからです」とのこと。ん?糸か何かに縛って垂らすの?と思うかもしれませんが、これは単純に昔からの八重山諸島の方言のようなもので、要は普通に揚げています。
でも、普通の八重山かまぼこと違うのは、一口サイズ であること。ささっと軽く揚げるため、一口サイズなのですね。だから、このメニューの「ミックス」の意味は、“たらし揚げの味が上記の4つある” と、ということです。
お店によって、どんな具材を入れるかにも特徴があるようなので、いろんな居酒屋で食べ比べをしてみても面白いかもしれません。
子供が好きそうな揚げ物いろいろ
小さいお子様と一緒に行くと、大人が好きな料理ばかりではお子様は嫌がってしまいがちですが、お子様が好きそうな “茶系” で美味しい料理もいっぱいあります。
島タコの唐揚げ(680円)は、小さくカットしてあり、お子様でも食べやすいサイズです。衣には濃いめの味がついているので、大人ならビールや泡盛がどんどん進んでしまいそう(笑)。
居酒屋といったら鉄板メニューの 鶏の唐揚げ(680円)もあります。この日は「油淋鶏」もあり、サクッとカリッと美味しいです。
ちなみに、「たらし揚げ」もクセのない味なので、子供の食いつきも良いと思います。