大阪の観光農園「南楽園」は広大な敷地で、ぶどう、なし、みかん、すももなどの味覚狩りができ、バーベキュー場や釣り池、洞窟喫茶もあるので、一日を楽しく過ごすことができます。シーズンには直行バスもあるので、出かけてみませんか?
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観光農園 南楽園ってどんな所?
広い敷地で遊べる観光農園
南楽園は、大阪府堺市の郊外にある観光農園です。面積が甲子園球場の3倍という広大な敷地には、たくさんの果樹・野菜が栽培されており、冬以外は味覚狩りが楽しめます。園内施設も充実しており、アスレチックや洞窟喫茶、食堂のほか、釣りのできる池もあるので、子ども連れの家族も多く訪れるスポットです。
多品目の味覚狩りが体験できる
南楽園では、ぶどう、みかん、梨など季節の味覚狩りが楽しめます。冬以外は収穫体験ができるので、お近くの方は年に数回訪れてみるのも良さそうです。以下に、味覚狩りができる品目と、実施の時期を記載しますので、参考にしてみてください。
- いちご狩り:4月上旬~6月中旬
- じゃがいも掘り:5月下旬~6月下旬
- すもも狩り:7月上旬~7月中旬
- ぶどう狩り:8月中旬~9月中旬
- なし狩り:9月上旬~
- さつまいも掘り:9月上旬~10月下旬
- くり拾い:9月下旬~10月上旬
- みかん狩り:10月上旬~12月中旬
- だいこん引き:11月上旬~11月中旬
- 甘夏みかん狩り:3月~6月上旬
季節の味覚狩りを楽しもう
南楽園で味覚狩りを楽しんでみましょう。冬以外果物、野菜を狩り取ることができますが、やはりおすすめは夏から秋でしょう。まずぶどう狩りから始まり、なし狩り、さつまいも掘りと続きます。ホームページやお電話で、味覚狩りが実施されていることを確認したら、出かけてみましょう。
人気の高いぶどう狩りを体験しよう
ぶどう狩りは、味覚狩りの中でも人気の高い果物です。甘くてジューシーなぶどうを、食べ放題で堪能してみましょう。
まず、受付でぶどう狩りをすることを伝え、料金(大人1,200円、小人900円、幼児600円 ※入園料別途必要)を支払います。案内された場所まで少し歩くと、ぶどうがたわわに実っているのが見えてきます。
はさみを受け取り、ぶどう狩りを始めます。袋に包まれたぶどうがなっているので、透明のフィルムから中を確認して、よく熟したものを摘みとりましょう。
摘みとったぶどうを、種に注意しながら味わいましょう。ぶどうの良い香りと濃厚な甘さが口に広がります。
こちらでは、4品種程度のぶどうが栽培されており、時期によって食べられるぶどうが異なります。筆者は9月に訪れましたが、キャンベルアーリーとスチューベンという品種を味わうことができました。2品種食べられる時期には、食べ比べも楽しいものです。
なお、ぶどう狩りは時間制限なしの食べ放題ですが、一度畑から出ますと再入場はできません。
充実の園内施設を利用しよう
南楽園の園内には、遊んだり飲食を楽しめる施設があります。味覚狩りと合わせて利用してみましょう。
洞窟喫茶かがし
洞窟喫茶かがしは、戦時中、陸軍が医薬品を貯蔵するために掘った横穴を利用した、喫茶店です。こちらでは、特製ジュースやコーヒーなどの飲み物(350円~)がいただけます。
洞窟喫茶の入口を少し入ったところです。狭そうに見えますが、奥行きは約25メートルもあるそうです。
洞窟内の様子です。少しカーブした横穴に、テーブルが並んでいます。筆者は9月のまだ暑い時期に訪れましたが、洞窟内はとても涼しく快適でした。空調がなくても夏は涼しく冬は暖かいそうです。
洞窟喫茶は閑散時などは常時営業していないこともあります。受付や売店などで、利用したいと伝えてください。
食堂・売店
食堂では、カレーライスやうどん、ラーメンなどがいただけます。メニューは限られますが、すぐ近くに飲食店やコンビニがない場所なので、ありがたい施設です。売店ではお菓子も販売されています。
バーベキューハウス・宴会場
バーベキューハウスと宴会場では、焼肉を味わうことができます。どちらも300名収容の広い施設で、来園者の多くなる休日や団体客にも対応できるようになっています。
メニューは、Sコース(5,000円)、Aコース(3,200円)、Bコース(2,500円)、Cコース(2,200円)の4種類で、どのコースも牛肉、ウインナー、野菜、ご飯がセットになっています。
焼肉は事前の予約が必要ですが、Cコースのみ当日分が多少用意されているそうです。味覚狩りと焼肉のセットは、料金が少しお得になるので、両方楽しみたい方は是非利用してみましょう。
アヒルのいる池
園内中央の池には、アヒルがいます。池を泳いだり、草むらで休んだりしている可愛らしい姿は、来園者にも人気です。
入口付近にはアヒルのえさが置いてあるので、与えてみましょう。ガーガーと呼ぶと、寄ってきてくれるそうですよ。
フィールドアスレチック
中央の池から山側に登ると、フィールドアスレチックがあります。手作りの遊具が用意されており、入園料だけで遊ぶことができます。味覚狩りが早く終わって、お子さんが退屈してしまったときに行ってみると良いかもしれませんね。
釣り池
釣り池では、金魚や鯉を釣ることができます。釣り具、釣り餌は用意されていますので、手ぶらで来て大丈夫です。
まず南楽園入口の受付で料金を支払い、釣り池に向かいましょう。料金は800円で、ほかに釣り具の保証金500円(破損がなければ後で返金)、入園料が必要です。釣った魚は、1匹100円で持ち帰ることもできるそうです。
おわりに
観光農園 南楽園は、季節の味覚狩りを楽しむだけでなく、バーベキューなどの食事、アスレチックや釣りなどの遊びも園内で行えるのがうれしい施設です。釣りや食事も楽しむと半日程度は遊べるでしょう。
もし時間が余ってしまったら、車で5分程度のところにある農業公園「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘」に行ってみてはいかがでしょうか。こちらでは動物と触れ合ったり、観覧車やゴーカートなどの乗り物に乗ったり、買い物を楽しんだりできます。こちらの駐車場にある農産物直売所や、エントランスにあるカフェ、土産物を販売するショップは、入園しなくても利用できますよ。
- 観光農園 南楽園
- 大阪 / 果物狩り / 子供が喜ぶ / 遊び場
- 住所:大阪府堺市南区別所1457地図で見る
- 電話:072-298-5037
- Web:http://nanrakuen.jp/