長い長い自粛生活が続く中、旅行したい欲は増すばかり…。そろそろ沖縄に行きたい人、多いと思います。そんな方はこれを見るのがおすすめ!家にいながら沖縄を感じられる映画や書籍を、6点ご紹介します。
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映画①ロケ地巡りがしたくなる『涙そうそう』
『涙そうそう』は,、妻夫木聡さんと長澤まさみさんのダブル主演で、2006年に公開された映画です。沖縄の代表曲『涙そうそう』をモチーフに映画化されました。『涙そうそう』は歌手の森山良子さんが、亡くなったお兄さんのことを想って作詞された曲。劇中では、妻夫木さんと長澤さんが兄と妹の役柄です。
血のつながらない兄妹の切なくあたたかいストーリーが刺さる映画ですが、沖縄の様々なスポットが登場するのも見どころです。沖縄本島へ旅行したことのある方なら、1度はロケ地に訪れているはず。残波岬や那覇市平和通り商店街など、有名な観光スポットが数々登場します。また沖縄に行ける日が来たら、ロケ地巡りをしよう!と思える映画です。
映画②食文化がおもしろい『ヤギの冒険』
『ヤギの冒険』は、映画史上初の最年少映画監督作品としても話題になりました。監督はなんと14歳の中学生!監督をはじめ、スタッフ、キャスト、主題歌を歌う歌手のCoccoさんなど、映画作成にかかわる全ての人が沖縄の方々という、地元の目線がぎゅっとつまった映画です。
那覇の街っ子の小学6年生の男の子が、北部にある田舎のおばあちゃん宅に泊りに行くところから映画は始まります。少年は毎日地元の友達と楽しく過ごすのですが、ある日ヤギをつぶして食べるという文化を目の当たりにします。同じ沖縄本島に住んでいながらヤギを食べたことがない少年と、ヤギは牛や豚を食べることと同じと考える地元の少年。
14歳の監督だからこその視点が詰まった、沖縄産スタンドバイミー?な冒険の話です。その土地土地の独特な食文化をもっと知りたくなる映画で、「ヌチグスイ(命の薬)」という沖縄の食に対する在り方もおもしろいですよ。
映画③死者に再会する習慣を学ぶ『洗骨』
粟国島(あぐにじま)で今も続く習慣の「洗骨」をテーマにした映画です。「洗骨」とは死者を埋葬4年後に掘り起こし、ミイラ化したその骨を1つ1つ家族の手で丁寧に洗います。「この世」と「あの世」、2つの世が存在する島の独特な文化です。
監督は照屋年之さん、あのお笑い芸人ガレッジセールのゴリさんです。タイトルから少し怖い印象も受けますが、映画の随所にユーモアたっぷりのシーンも盛り込まれています。映画を通して、粟国島の美しさにも触れることができます。
書籍①沖縄の暮らしをのぞく『おきなわいちば』
『おきなわいちば』は、沖縄の食や物など暮らしに関する情報誌です。年に4回発行されていて、沖縄のコンビニなどで販売されています。オンラインショップでも購入可能ですし、興味があればバックナンバーも購入できます。
沖縄の魅力満載の雑誌ですが、観光客向けの旅行ガイドブックとは少し違う内容で、写真もお洒落で眺めているだけでもおもしろいですよ。
書籍②沖縄とばななさんの世界『なんくるない』
『なんくるない』は小説家よしもとばななさんの、沖縄が舞台の4つの短編が集まった著書。よしもとばななさんは、『キッチン』や『TUGUMI』など数々の有名著書があり、海外でも翻訳・出版されている人気の小説家です。
『なんくるない』は著者の独特な描写がとっても沖縄にマッチしていて、読んでいると本当に沖縄にいるような、目の前に海があるような気持ちになります。沖縄に行って癒されるように、この本にも癒されるでしょう。表紙もとてもかわいく、何度でも読みたい1冊です。
書籍③魚について知りたいなら『島言葉でわかる沖縄魚図鑑』
少しマニアックな本ですが、お魚好きにおすすめなのが『島言葉(シマクトゥバ)でわかる沖縄魚図鑑』です。海岸近くやサンゴ礁など、生息場所ごとに分類された図鑑で、和名と沖縄名が記載されています。それぞれ分かりやすい解説付きで、子供も大人も楽しめます。
ひと口メモの記載もあり、食用の魚はおすすめの料理法も紹介されています。触ってはいけない魚、食べてはいけない魚などもマーク付きで記されています。沖縄で海に行く時や魚料理を食べる機会に備えて、少し詳しくなっていると嬉しいですね。
この記事を書いたトラベルライターから一言
NHK連続テレビ小説の『ちゅらさん』など、沖縄が舞台の作品は色々ありますよね。まだまだおすすめしたい作品が沢山ですが、映画・書籍から6点ご紹介してみました。旅行は暫くおあずけですが、沖縄だけではなく、行ってみたい!また行きたい!という場所を舞台にした作品で、お家時間を楽しみたいですね。(阿佐子 )