大阪に生まれ育って33年の、カフェが大好きな筆者の友人。エッグベネディクトならココ、パンケーキならココと、とにかくカフェグルメに詳しい友人がお薦めする、ガレットならココ!という「クレープリー・アルション」をご紹介します。
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フランス生まれ!そば粉を使った"ガレット"
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小麦粉で作られるのがクレープ。ではガレットは何で出来ているのかというと、そば粉なのです。ガレットの出身はフランスのブルターニュ地方。
意外なガレットの歴史
ヨーロッパでは、主食として小麦粉で作られるパンが有名なイメージです。特にフランスはフランスパンがあるほどですから、小麦粉が多く使われるイメージが強いのではないでしょうか。そしてそば粉は、蕎麦が日本にあるように、アジアのイメージ。そのフランスで、まさかのそば粉を使ったガレットが誕生しているのです。
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昔、ブルターニュ地方では、小麦が不作でパンが作れない時代があったそうです。その時に、十字軍の兵士がアジアから持ち帰ったそばを育ててみると、良く育ったそう。そのそば粉を美味しく食べられないか、と作られたのがガレットなのです。
中にハムやチーズなどを入れて四角く包んで食べる食べ方が人気となって、ガレットは今はブルターニュ地方の主食となりました。
生地が主役!本場フランスの"クレープ"
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日本のクレープは、バナナやいちごや生クリームなど具が沢山入っていて、「具が主役」の印象です。一方で、本場フランスのクレープはいたってシンプルで、「生地が主役」。だからこそ、生地の美味しさが大切なのです。
そんなガレットとクレープを両方楽しめる、大阪で人気の専門店「クレープリー・アルション」の人気の理由と、実際に筆者が食したメニューをご紹介していきます。
人気の理由①こだわり抜いた厳選素材
キタワセ蕎麦
ガレットに使用するそば粉は、ブランドテストを何度も繰り返し選び抜いた「キタワセ蕎麦」。キタワセ蕎麦は、1989年に北海道で誕生したそばの品種です。包んだチーズや食材を引き立たせてくれるそば粉だそうです。
フランス産小麦粉
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クレープに使う小麦ももちろんこだわりが。日本の小麦が、細かい粒子でさらさら~としているのに対して、フランス産小麦は粗いです。そして小麦そのもののうまみや甘さをしっかりと感じる事ができます。試行錯誤を繰り返した結果、たどり着いたのが、フランス産小麦粉だったそうです。
エシレバター
こちらのバターもフランス産。そして、このエレシバターはなんと人口3,000人という小さな村で作られているそうです。24時間以内に搾乳されたミルクを、新鮮な状態そのままに、工場で伝統的な製法で加工します。芳醇で豊かな美味しさが口いっぱいに広がるバターを感じたい方は、ぜひシンプルなクレープ「シュクレ」をオーダーしましょう。
ゲランドの塩
- 出典:pixabay.comゲランデの塩沼
フランス最高傑作の塩と言われています。こちらも出身はフランスのブルターニュ地方の半島ゲランド。伝統製法で作られており、ミネラルをたっぷり含んだまろやかな塩味です。現在の塩田は9世紀以前には確立されていたとも言われているとのこと。
料理人がこぞって使いたがるゲランドの塩は、一度使うと浮気ができないほどで、素材のうまみをぎゅぎゅっと引き出してくれるそうです。エレシバターとこのゲランドの塩が合わさると、なんともいえない最高の甘さに…。
人気の理由②お洒落な内装
小さな敷地ですが、席数は意外に50席あります。カラフルな外観と異なり、一歩中に足を踏み入れると、そこはレトロな洋館を感じさせます。スタッフも落ち着いており、友人や彼氏彼女と落ち着いて楽しい時間を過ごしたい時にぴったりです。
人気の理由③豊富な定番&期間限定メニュー
クレープリー・アルションには、定番メニューのほかにも期間限定メニューがたくさんあります。期間限定メニューはころころ変わりますので、うっかりしていると、もうあの気になっていたメニューがない!ということもあります。訪れる際には、事前にクレープリー・アルション公式HPでチェックしていきましょう。
ガレット
定番と期間限定のガレットメニューがこちらです。ディナータイム限定のスペシャルガレットもあります。上記写真にあるブルトンヌ、ノルマンディー、バスケーズ、キーマは期間限定メニューです。
クレープ
定番と期間限定のガレットメニューがこちらです。上記写真にあるオムレットフレーズ、フロマージュ、うさぎは筆者が訪れた際の期間限定メニューでした。
季節限定メニューも
定番&期間限定メニューに加えて、季節限定メニューも登場します。たとえば春はいちごや桜、初夏は抹茶など。メイン料理、クレープ、ガレット、紅茶など、季節ごとに季節限定メニューが登場するため、お客を飽きさせません!次はこれを食べたいな~と、定期的に通いたくなるメニューを用意してあります。