空港内でのワイン醸造は世界初!それが伊丹空港にある【大阪エアポートワイナリー】。日本全国の契約農家から選りすぐりの葡萄が運ばれ、20年以上ワイン造りに携わったベテラン醸造家が、伊丹空港の内でワインを造っています。もちろんワインだけじゃない!美味しい南イタリア料理も提供してくれる【大阪エアポートワイナリー】をご紹介いたします。
この記事の目次表示
伊丹空港の内にワイナリーが!【大阪エアポートワイナリー】
日本の空の玄関口の一つ「大阪国際空港」、通称「伊丹空港」は、2020年を目標に約50年ぶりの大規模改修プロジェクトが進行中。その一環として、2018年4月に「中央エリア」が先行オープンしました。
この 中央エリア には、レストランやショップなど新たに出店するお店が多く、中でも一際注目されているのが【大阪エアポートワイナリー】。
なんと!この中央エリア内、すなわち 空港の中でワインを醸造してるんです!!空港内でビールを醸造しているのは世界各国でありますが、空港内でワイン醸造というのは「世界初」 だそう。
もちろん、【大阪エアポートワイナリー】は、ただワインを醸造しているだけではなく、ここで造られたワインが飲めて、おつまみも楽しめる ワインバル。今回は、このワインバルの楽しみ方をご紹介します!
世界初!「空飛ぶ葡萄」でワイン醸造
先ほど「空港内で “ビール” を醸造しているところは全世界のあちこちにある」と言いましたが、ワインにその概念は今までありませんでした。なぜなら “ワイン造りはワインの原料「葡萄」の生産から始まる” のが基本だからです。
でも!【大阪エアポートワイナリー】では、山梨、長野、山形、北海道など、日本全国の契約農家から選りすぐりの葡萄が飛行機で届き、それを仕込むというわけです。まさに「空飛ぶ葡萄」で仕込まれているワイン。
ラベルも、バッゲージタグのようで素敵なデザインですね。CHYは「シャルドネ」、SVBは「ソーヴィニヨンブラン」、CNBは「シュナンブラン」でしょうか。
醸造タンクがズラリ
店内に入ってまず目に入るのが、真正面にどどーん!と構える5つの醸造タンク。お店で造っているので、さほど大きくはありませんが、やはり存在感バツグン。
ここで「空飛ぶ葡萄」を原料にワイン造りを行なっているのですね。ワインの造り方なども、丁寧にプレートで説明されています。
南イタリア料理も楽しめるワインバル
【大阪エアポートワイナリー】はただ空港内でワインを作っているわけではありません。そのワインが楽しめるよう、南イタリア料理を提供しているワインバルになっています。
店内はそんなに広くはありません。ランチ、ディナーのピーク時にはすぐに満席になってしまうであろう席数で、こぢんまりとしており、お一人様でも気軽に入れるようカウンター席もあります。
このこぢんまりした空間が逆に良いと思います。ワインについて丁寧に説明してくれるスタッフさんも居ますし、ゆったり、ちゃんと、味わえる…そんな雰囲気です。
一押しはフレッシュな「タップワイン」
【大阪エアポートワイナリー】のワインの特徴は フレッシュ であること。熟成されたワインも美味しいですが、できたてのワインは飲み口が爽やかで、幅広い料理に合います。そんなワインがタップで常時8種類用意されています。
ご参考までに、この日のラインナップは「リースリング」「シャルドネ」「シュナンブラン(荒濾過)」「ソーヴィニヨン・ブラン(無濾過)」「ナイアガラ(無濾過)」2種類の「デラウェア」「マスカットベリーA」でした。
「ワイン3種+オードブル3種」などのテイスティングセットがお得♪
「初めてで色々試したいな〜」という方にオススメなのは テイスティングセット。【5種のテイスティンググラス 1,080円】と【3種のテイスティンググラス+3種のオードブル 1,280円】があります。
セットをお願いするとテイスティングシートの上に、その日のお勧めワインを並べてくれます。筆者がオーダーしたのはオードブル付きのセット。テイスティンググラスは1杯40mlです。
オードブルは日によって変わると思いますが、この日は「ピクルス」「バジル味のカプレーゼ」「生ハム」。おつまみとの相性も色々試せます。
物足りない方は単品で追加オーダーしましょう!グラスで700円前後です。
- 出典:blog.goo.ne.jp
- 出典:blog.goo.ne.jp
常に同じワインがあるわけではなく、その時期にしか飲めないワインもあります。「今!ここでしか飲めない!」というものは要チェック!
アイデアが面白い!「大阪なんちゃってソウルフード」
基本的には 南イタリア料理 なのですが、大阪らしい “なんちゃって” 料理もあります。「ドテ焼き風トリッパの煮込み 780円」や「大阪串揚げ風イタリアーナ3種 880円」。
「大阪たこ焼き風 ゼッポリーニ 580円」なんてのもあります。ちなみに、南イタリア料理ではありますが、地産地消にこだわり、食材は空港から50マイル(約80km)内のものを使用しているそう。
【深川ワイナリー】とは?
【大阪エアポートワイナリー】では、たったタンク5つ、年間12,000本のワインしか仕込めないので、ほかの日本&海外のワインも提供しています。その中でもお店の “一押し” が【深川ワイナリー】。
なぜかというと、この【大阪エアポートワイナリー】をプロデュースしたのが東京にある【深川ワイナリー】だからです。深川ワイナリーも江東区という都心で全国から葡萄を仕入れてワイン造りを行なっているそう。
とは言っても、醸造責任者は違いますし、環境も空港内となるとまた変わります。これからも面白いワインを提供してくれるのが楽しみですね!
最後に・・・
軽い料理からしっかり食べられる料理もありますし、ビールやソフトドリンクもあります。「ワインだけを軽く♪」という方から「お腹が空いたからしっかり食べたい」という方、お一人様から子連れファミリーまで幅広く楽しめると思いますので、伊丹空港をご利用の際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
- 大阪エアポートワイナリー
- 大阪 / 居酒屋・バー
- 住所:大阪府 豊中市蛍池西町三丁目555番地 中央ターミナル 3F地図で見る
- 電話:06-6152-5165
- Web:https://www.airportwinery.osaka
- 大阪国際空港(伊丹空港)
- 大阪 / 空港
- 住所:大阪府豊中市螢池西町3丁目555地図で見る
- 電話:06-6856-6781
- Web:http://www.osaka-airport.co.jp/