山陽新幹線では、2015年11月より期間限定で、人気アニメ『エヴァンゲリオン』と新幹線「こだま」がコラボした車両「500 TYPE EVA」が運転されています。アニメを知っている方はもちろんのこと、乗り鉄・撮り鉄の方、またアニメを知らない方でも楽しめる、そんな「500 TYPE EVA」の基本情報や魅力、「実物大コックピット搭乗体験」の詳しい様子について紹介していきます。
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『エヴァンゲリオン』と新幹線がコラボした!500 TYPE EVA
「500 TYPE EVA」は、人気アニメ『エヴァンゲリオン』の監督の庵野秀明(あんのひであき)氏が監修し、メカニックデザイナーの山下いくと氏がデザインした新幹線こだまの車両のことです。
2015年に山陽新幹線が全線開通40周年、『エヴァンゲリオン』もテレビでの放送開始から20周年を迎えたことを記念してコラボが実現したようです。
「500 TYPE EVA」に乗車出来るのは、2017年10月の時点で2018年(平成30年)の春までなので、この機会に是非乗ってみましょう♪
車両に散りばめられたエヴァ要素♪
「500 TYPE EVA」では、車両の至る所でエヴァンゲリオンの世界観をたっぷり味わうことが出来ます。アニメを知っている方や、乗り鉄・撮り鉄の方であれば、テンション上がること間違いなし!そんな車両をほんの一部紹介していきます。
デッキ
新幹線とホーム間を乗り降りするドアや各車両のドア、その他ゴミ入れ、立ち入り禁止の至るところまで、事細かくアニメに出てくる「国連直属の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)」のロゴが描かれています。
喫煙スペース
鏡にキャラクターが描かれており、まるでキャラクターと一緒にタバコを吸っているような感覚を味わえます。キャラクターは、「加持リョウジ」の他に「赤木リツコ」のバージョンがあります。
2号車(普通車自由席)
新幹線というよりは、宇宙船や異次元の物に乗っている感覚を味わえます。頭のカバーや案内板、ブラインド、床に至るまで、この新幹線だけのオリジナルなデザインになっています。
1号車
展示パネルや、時期によって変わる記念写真用のパネル、ジオラマ等が展示されています。さらに、平日限定で特典も貰えます。「実物大コックピット搭乗体験」もこの1号車で行われますが、体験するには事前の申し込みが必要です。
新幹線パーサーの制服
新幹線パーサーの制服も、この新幹線だけのためにデザインされたものです。
メロディ・車内アナウンス
こちらの新幹線では、車内アナウンスやメロディまでが『エヴァンゲリオン』仕様になっています。具体的には、車掌が「500 TYPE EVA」車両の説明をしたり、車内で主題歌の『残酷な天使のテーゼ』が流れます。
実物大コックピットの搭乗体験
1号車には、『エヴァンゲリオン』に出てくるコックピットが実物大の大きさで置かれています。体験を希望する際は、事前に旅行会社を通して申し込むか、公式サイトで抽選予約をする必要があります。
宿泊を伴う旅行を検討している場合、旅行会社を通して予約すると、確実に体験することが出来る上に特典も貰えるのでお勧めです。
公式サイトでの抽選予約は、J-WESTネット会員の登録手続きを経て抽選に参加する必要があります。少し手間はかかりますが、宿泊を伴わない場合(日帰り等)や、岡山、広島、博多等の主要駅以外で発着する場合、抽選予約だと体験する区間を選べるので、無駄がなくて便利です。
利用条件
事前の予約以外に、利用条件もあります。その条件は以下の通りです。
- 身長が150㎝以上
- 体重が30㎏以上120㎏以下
- 履物を脱いで実物大コックピット座席への乗り降りが可能