心斎橋にある明治軒は、昭和元年創業の老舗洋食屋です。口コミサイトでは高評価を獲得しており、昔からの常連・近所で働く人・観光客など、幅広い客層に愛され続けています。この昔ながらの洋食屋・明治軒のランチをご紹介いたします。
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明治軒の歴史
明治軒は昭和元年創業、親子三代で同じ味を守り続けてきています。先代が和歌山県の明治軒で修行しており、独立する際に屋号を引き継いだことが、「明治軒」の店名の由来だそうです。戦時中には、「洋食」に対する風当たりが強かったため、店舗に目隠しを貼って営業をしたり、戦火で店が焼けてしまい、場所を移したりしながら、営業を続けてきました。2018年で創業93周年となります。
中国最大手のオンライン旅行会社のグルメサイトの賞「Ctrip Gourmet List 2018」を受賞しており、国内外問わずますます注目が高まっています。
一番人気!オムライス&牛串かつ3本セット
初来店の方におすすめしたいのが、この一番人気の「オムライス&牛串かつ3本セット(980円)」です。明治軒を代表する、昔ながらの浪速の味を堪能することができます。
まずはオムライスですが、最近よくある半熟のトロトロ卵ではなく、しっかり焼かれたしっとりふわふわ卵です。中のご飯は、なんと、具が見当たりません。具材であるひき肉や玉ねぎはペースト状になっており、特製ソースと一緒にご飯に混ぜ込まれているのです。ですので、ぱっとみる限りはシンプルなオレンジ色のご飯ですが、味はお肉や玉ねぎの旨味がしっかりついています。
そして、牛串かつ。ふわふわのオムライスに対して、こちらはサクッと香ばしいです。薄めの牛肉にサクサクの衣、そこに特製ソースがかかっており、軽い口当たりが絶妙です。
コスパ抜群!日替りランチ
スープとライス付きの日替りランチは、850円〜と安いのにボリューム満点です。筆者が注文した日は、エビフライなどのフライ三種+サラダ+オムレツ、スープとライス付きで850円でした。揚げたてサクサクのエビフライにマイルドな酸味のタルタルソースがよく合っています。揚げ物の定食はランチでも値が張りやすいですが、明治軒では1,000円以下で食べることができます。
老舗感漂うレトロな外観
レトロなのれんや看板、さらに最近では見かけることが減ってきた食品サンプルのディスプレイ。昭和の洋食屋らしさが漂います。ランチタイムは多くの人で賑わいますので、並ぶことを覚悟していらしてください。