青森県は津軽半島。緯度こそ隣の下北半島には劣るものの、津軽海峡を挟んで北海道はすぐ目の前です!今回は津軽半島の最北端・竜飛崎(龍飛崎・竜飛岬)で楽しむ絶景と、そこへ至るおススメドライブコースを紹介します。
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高台に立つ龍飛埼灯台!津軽海峡を挟んで北海道はもう目の前に!
津軽半島の最北端に位置する竜飛(たっぴ)崎(正式な表記は龍飛崎)。昭和の名曲「津軽海峡・冬景色」の舞台としても有名です。県庁所在地の青森市からは車でおよそ1時間半ですが、東京から車で延々高速を走り続けても約10時間!正真正銘ここが本州の端の端、まさに“最果ての地”が今回紹介する竜飛崎となっています。
いわゆる本当の意味での本州最北端は、隣の下北半島にある大間崎ですが、津軽海峡を挟んで対岸にある北海道までは20kmも距離がないので、良く晴れた日にはハッキリとその様子を望むことが出来ます。
なので、まずはこちらの龍飛埼(たっぴざき)灯台が立っている高台を目指しましょう。「日本の灯台50選」にも選ばれている龍飛埼灯台は、灯台としての高さは13.72mですが、標高にするとなんと119mにもなります。北海道と岬周辺の絶景を眺めるには、まさにうってつけのロケーション!
これが竜飛崎から見る津軽海峡と北海道の景色です!海の向こうに見える陸地は全て北海道になります。遠い北の大地がこんなにも間近に!こんなにもハッキリと!まるでもうちょっと頑張れば手が届いてしまうんではないかと、錯覚するような距離感です。
春先には、まだ山の上に雪が残る北海道・松前半島の様子を綺麗に見渡すことが出来ます。また、この青々とした津軽海峡の海の下に、本州と北海道とを結ぶ青函トンネルも走っています。
- 龍飛埼灯台
- 青森 / 展望・景観 / 灯台
- 住所:青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜字龍飛 龍飛埼灯台地図で見る
- 電話:0174-31-1228
- Web:http://www.town.sotogahama.lg.jp/k_spot.html
日本で唯一の「階段国道」!?竜飛崎に来たら是非とも立ち寄ろう
そして、竜飛崎と言えば知る人ぞ知る有名な観光スポットがこちら!…ただの階段?ではなく、立派な“国道”です。ええ!?これが国道!?何車線もある整備された道を、ひっきりなしに車が行き交う光景をイメージされた人も多いかもしれませんが、竜飛崎には世にも珍しい階段の国道が存在するのです。
先ほど紹介した高台の龍飛埼灯台と、下の龍飛漁港を結ぶ階段。こちらが、総延長388.2m、全362段からなる階段国道となっています。もちろん階段であるため、車での通り抜けは出来ません。…なのに国道。写真の通り、階段の脇には正真正銘、国道であることを示す標識も立てられています。
なぜこの区間が国道に指定されたかは諸説あるようですが、兎にも角にも階段がこのように国道に指定されているのは、日本全国広しと言えどもこちらの道路が唯一のものになります!なので、せっかくですから龍飛埼灯台を観光したら、階段国道のスタート地点まで一度降りてみて、記念に写真を撮っていくと良いでしょう。
竜飛崎へ至る絶景ドライブロード!国道339号線「竜泊ライン」
上の段落で紹介した階段国道と同じ路線である国道339号線は、青森県第三の都市である弘前市から、五所川原市や十三湖を経て竜飛崎へと至る道路なのですが、階段国道以外にも見どころがある素晴らしい道路になります!
それが「竜泊(たつどまり)ライン」と呼ばれる絶景ドライブロードです。竜飛崎から標高をぐんぐん上げていくと、途中の「眺瞰台(ちょうかんだい)」という展望台から見事な景色を望むことが出来ます!
段落冒頭の写真がまさにそれですが、山の上から竜飛崎の様子を見下ろす素晴らしい光景です。ここでも背景の北海道はバッチリ!眺瞰台まで至る凄まじいほどのヘアピンカーブの連続もここから見ることが出来ますので、あわせて注目。
竜飛崎へのアクセスは、バスなどの公共交通機関もありますが、車でアクセスするケースが多いかと思います。車で五所川原方面から竜飛崎へ向かう場合には、こちらの「竜泊ライン」が絶好のドライブコースになりますので、是非とも眺瞰台に立ち寄りつつ走ってみてください。