なかなか海外旅行に出かけることができない時は、ヨーロッパの素敵な街並みの写真を見て、お家でバーチャル旅行を楽しみませんか?今回は、建物や自然景観の美しいヨーロッパの街を中心に旅行先を10選厳選してご紹介します。旅行ができるタイミングになったら、家族や友人とまたはひとり旅で、ぜひ旅に出かけましょう!
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1. オランダ・デルフト(Delft)
オランダの首都・アムステルダムから電車で40分のところにあるのが、陶器で有名なデルフトの街です。画家フェルメールの生誕地でもあるこの地は、17世紀に製陶業が盛んになり、以来、デルフト焼きはオランダの定番土産の一つともなっています。
アムステルダムのミニチュア版とも言うべきかデルフトの街中には、運河が張り巡らされており、その中に対岸とを結ぶ石橋やレンガ造りの建物がある風景は、非常にオランダらしく、写真映えする景色となっています。
2. スペイン・トレド(Toledo)
スペインの首都マドリッドの主要駅・アトーチャ駅から電車で30分。マドリッドからの日帰りもできる世界遺産の街・トレドです。
三方をタホ川によって囲まれた丘の上に興った古都トレドは、イスラム教徒によて500年以上も占領され、イスラム文化の影響が色濃く残っています。迷路のように張り巡らされた路地を探検するのもよし、対岸の展望台からまるで芸術品のように美しい街の全景を見るもよし、思い思いの角度から眺めながら街を歩いてみてください。
エル・グレコの絵が所蔵されるサント・トメ教会や大聖堂(カテドラル)も必見です。
3. フランス・パリ(Paris)
花の都・パリ。ルーヴル美術館やオルセー美術館、オペラ座といった芸術好き、パティシエが作るスイーツの数々や高級グルメを狙うグルメ好き、エッフェル塔や凱旋門など歴史ある建物好き、ブランド物からアンティーク雑貨までおしゃれアイテムを追求するショッピング好きなど、パリはそんな幅広いニーズに応えてくれる街です。
観光地をひたすら回る2〜3日間の旅行でもいいですし、1週間以上時間をかけてマルシェやオープンカフェ、公園で現地の人たちに混ざってゆったりとした時間を過ごすのでもよいでしょう。
4. ハンガリー・ブダペスト(Budapest)
中央ヨーロッパ・ハンガリーの首都ブダペスト。ドナウ川を隔てた両岸に街が広がり、その美しさはドナウの真珠と称えられ、世界遺産にも登録されています。街の西側が王宮や漁夫の砦のあるブダ地区、東側が国会議事堂や中央広場、英雄広場などが代表的なペスト地区で、ブダペストはこの2つの地区の名前が1つとなっています。
王宮の上から眺める対岸のペスト地区もさることながら、ドナウ川に架かるセーチェニー鎖橋を渡ってペスト地区からブダ地区を眺めるのもとても美しく、おすすめです。これらの景色は、夜景を見るのにも最高なので、昼夜、対岸を行き来するとよいでしょう。
5. ポルトガル・ポルト(Porto)
ヨーロッパ大陸の最西端にあるポルトガルの首都リスボンから電車で3時間前後の場所に、同国第2の都市の古都ポルトがあります。ポルトワインの生産地としても名高い港町ポルトは、街全体が世界遺産にも登録されており、独特の趣が人気の観光スポットです。大航海時代に栄えたポルトは、ドウロ川の両岸に広がっており、ポルトの旧市街は石畳の急な坂道が続きます。
ポルトの玄関口となる鉄道駅のサン・ベント駅は、駅舎内がアズレージョという装飾タイルの内装がとても美しく、必見です。
旧市街には、ポルトの街を一望することができるポルトで一番高い塔があるクレリゴス教会や、世界一美しい書店とも言われる1869年創業のレロ書店など、街歩きが楽しいスポットが目白押しです。また街歩きの息抜きに、カステラの原型となった卵黄たっぷりのお菓子をつまんだり、川沿いのオープンカフェ・バーでサングリアを片手に一服つきたいですね。