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【道南】海岸線の追分ソーランラインを走り景色を楽しもう!

取材・写真・文:

トラベルライター

2021年9月23日更新

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写真:トラベルライター

北海道 函館市〜小樽市へ続く国道228号、229号線、通称「追分ソーランライン」をご存知でしょうか?海沿いを走るこの道には景色を楽しめるスポットが沢山あります。今回は上ノ国町〜せたな町の絶景スポットをご紹介します。

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日本海追分ソーランラインって?

日本海沿いに函館〜小樽へ続く道、国道228号、国道229号は「追分ソーランライン」と呼ばれています。ルート上に、北海道の民謡『江差追分』、『ソーラン節』発祥の地があることから、この名前がつけられたそうです。

ソーランラインは、北海道の形に沿って海岸線を走る道のため、夕日が美しく見られる白神岬などたくさんのビューポイントがあります。

追分ソーランラインを走ろう!

海沿いの景色や景観を楽しめる追分ソーランラインを走ってみましょう!全てのルートを走ると時間がかかりすぎてしまうため、今回は筆者が巡った上ノ国町〜せたな町の追分ソーランラインとその周辺の絶景スポット(地図の丸枠部分)をご紹介します。

ドライブの出発地点「上ノ国(かみのくに)町」

15世紀ころ、北海道 南部の日本海側は「上ノ国」、太平洋側は「下ノ国」と称されていたことに、上ノ国町の名前の由来があるそうです。上ノ国町は、最も早く北海道に和人が定住したとされる場所でもあります。そんな上ノ国町には、道の駅もんじゅや上ノ国の歴史にも縁がある夷王山などの絶景スポットがあります。

道の駅 上ノ国もんじゅ

  • 写真:トラベルライター

上ノ国町の228号線沿いを走っていると、独創的なオブジェが目に入ってきます。オブジェと日本海を一望できる場所に立つ「道の駅 上ノ国もんじゅ」は、景観が美しいことから『北海道ウォーカー』の絶景感動部門で金賞を受賞した場所なんですよ。

  • 写真:トラベルライター

目の前には日本海が広がっていて、外でも景色を楽しめるように周辺が整備されています。なお、道の駅施設内には、休憩スペースやレストラン、物産品販売所などがあり、周辺地域のお土産を買うこともできます。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

海岸遊歩道も設けられているので、ドライブに疲れたら散策してみるのもいいかもしれません。

道の駅上ノ国もんじゅ
上ノ国町(檜山郡) / 道の駅・サービスエリア / おみやげ屋
住所:北海道檜山郡 上ノ国町原歌3地図で見る
電話:0139-55-3955
Web:http://www.kaminokuni.com/

夷王山(いおうざん)

  • 写真:トラベルライター

228号線から外れ山側の道を走ると、巨大な風車や上ノ国町の歴史を感じられるスポットがあります。標高159mの夷王山山頂には、永禄元年に創立されたといわれている「夷王山神社」があります。この夷王山は、かつて上ノ国を納めていた松前藩祖・武田信廣が築いた山城の重要な防御地点として役割を果たしてた場所なんだそうです。

  • 写真:トラベルライター

山頂からの景色はとても眺めがよく、辺りを一望することが出来るので、上ノ国町を訪れたらぜひ足を運んでみてください。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

また、訪れる際には、勝山館跡ガイダンス施設の駐車場を利用すると足を運びやすいです。勝山館跡ガイダンス施設には、遺跡発掘で出土した品々や上ノ国町の歴史などを知る事ができる展示がされていますよ。また、近くには史跡上之国館跡 勝山館跡もあるので、こちらも合わせて訪れるといいかもしれません。

夷王山神社
上ノ国町(檜山郡) / 神社
住所:北海道檜山郡上ノ国町勝山 夷王山神社地図で見る
勝山館跡ガイダンス施設
上ノ国町(檜山郡) / 博物館
住所:北海道檜山郡上ノ国町勝山 勝山館跡ガイダンス施設地図で見る
Web:http://www.town.kaminokuni.lg.jp/hotnews/detail/00...

北海道夜明けの塔

  • 写真:トラベルライター

夷王山からさらに山の方へ車を走らせると、草原の中に沢山の巨大な風車と一緒に塔が見えてきます。

  • 写真:トラベルライター北海道夜明けの塔と巨大風車

これは「北海道夜明けの塔」と呼ばれ、上ノ国町のシンボルタワーなんだそう。筆者はうまく撮れませんでしたが、沢山の風車群と塔をうまく収められたら良い一枚が撮れそう?な場所です。

北海道夜明けの塔
上ノ国町(檜山郡) / 建造物
住所:檜山郡上ノ国町字勝山 北海道夜明けの塔地図で見る

レトロな雰囲気残る「江差町(えさしちょう)」

上ノ国町から北上すると、江差町という町に入ります。この地は北海道文化発症の地とも言われています。そんな江差町には、鴎島(かもめじま)や江戸幕府の軍艦「開陽丸(かいようまる)」のレプリカなどがあり、幕末ロマンを感じることができるスポットがあります。

開陽丸

  • 写真:トラベルライター

228号線を海方面に入った場所には「開陽丸」という旗艦(レプリカ)が展示されています。開陽丸は1866年10月にオランダでつくられ、1867年3月に日本に到着しました。その後は、当時の徳川幕府の旗艦として活躍しますが、幕府が力を失い天皇が政治の実権を握るようになると、徳川の家臣たちは開陽丸を奪い北海道へ逃亡します。ですが、抵抗も虚しく戊辰戦争の最終局面時に開陽丸も江差で座礁・沈没する運命を辿りました。

  • 写真:トラベルライター

開陽丸の隣には「開陽丸記念館」があります。館内では、実際に引き上げられた遺物を見ることができますよ。また、復元された開陽丸は船内を見学する事も可能です。歴史好きな方は足を運んでみてはいかがでしょうか?

開陽丸記念館
江差町(檜山郡) / 博物館 / 雨の日観光
住所:北海道檜山郡江差町字姥神町1-10地図で見る
電話:0139-52-5522
Web:http://www.kaiyou-maru.com/

鴎島(かもめじま)

  • 写真:トラベルライター

開陽丸がある場所の近くには島があります。空から見るとカモメの形をしていた事から「鴎島」と名付けられたんだそうです。この島には、キャンプ場や海水浴場、遊歩道などが設備されています。

  • 写真:トラベルライター

島の入り口には、瓶子(へいし)岩という岩があり、海の守り神として大切にされているそうです。毎年7月に巨大な〆縄をかけ替える勇壮な行事があるそうですよ。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

瓶子岩や海を眺めながら、鴎島を散策するのもいいかもしれません。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

歩道を歩き進めるとこんな開けた場所もあります。千畳敷と呼ばれる独特の地形で、筆者が訪れた時には釣りをしている人がいました。海を楽しみながら、のんびりとした時間を過ごすことができそうです。

かもめ島
江差町(檜山郡) / 町・ストリート / 島・離島 / ハイキング
住所:北海道檜山郡江差町 鴎島地図で見る
電話:0139-52-6716(江差町役場 追分観光課 観光係)
Web:https://esashi.town/tourism/page.php?id=8

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