絶景づくし！！シチリアで世界遺産を見る旅【イタリア】

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• シチリアのユネスコ世界遺産
• 【1】アグリジェントの神殿の谷
• 【2】エトナ山
• 【3】パレルモのアラブ＝ノルマン様式建造物群
• 【4】シラクーサ

シチリアのユネスコ世界遺産

シチリアには2017年の時点で、全部で7つの世界遺産が登録されています。

• アグリジェントの考古学地域
• ピアッツァアメリーナのヴィッラ・デル・カザーレ
• エオリエ諸島
• ナート峡谷バロック様式の街
• シラクーサとパンタリカの断崖ネクロポリス
• エトナ山
• パレルモのアラブ＝ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂

今回はこの中で4つの世界遺産をご紹介しましょう。

【1】アグリジェントの神殿の谷

シチリア南西部に位置するアグリジェントでは、古代ギリシアの神殿跡が遺る「神殿の谷」と呼ばれる地域一帯が「アグリジェントの考古学地域」として1997年に文化遺産登録されています。

• 写真：まめこ冬でも花の咲くアグリジェント

広大な敷地内に紀元前に建てられたドーリア式のギリシャ神殿跡が点在し、イタリア文化とはまた違った古代の雰囲気に思わず飲み込まれてしまいます。温暖な気候からか冬でも辺り一面に花が咲き乱れていて、そんな中をはるか彼方の昔に思いを馳せながら歩くのはロマン溢れる旅になること間違いなしです。

当時の姿が良く残っているコンコルディア神殿や、柱だけが残っているエルコレ神殿、緩やかな階段を登った先に25本の柱が残るジュノーネ神殿などなど様々な状態の神殿跡を見ることができます。

• 写真：まめこコンコルド神殿とイカロスの像

• 写真：まめこアグリジェントで一番古いエルコレ神殿
• 写真：まめこ緩やかな階段を登った先に見えるジュノーネ神殿

また、神殿の「谷」と言われますが、実際には高台に広がっていて、片側には海を、反対側にはアグリジェントの街を見渡すことができ、ここからの眺めは絶景です。青空の下で見る神殿跡も綺麗ですが、夕日に映える神殿跡もとても美しいです。夜にはライトアップもあるそうです。

• 写真：まめこ遺跡の向こう側にはアグリジェントの街並みが見えます。

• 写真：まめこ夕日に浮かぶシルエットは幻想的です。

【2】エトナ山

エトナ山はシチリアの東部に位置する、ヨーロッパ最大の活火山で、裾野が綺麗に広がるその姿はまるで富士山のようです。2013年に世界自然遺産として登録されています。

このエトナ山を一番近くで見られる都市はカターニア。カターニアには国際空港もあるのですが、こちらの空港の正面玄関からもエトナ山を間近に見ることができ、まるでエトナ山に出迎えてもらっているかのような気分になります。

また、近くのリゾート地として有名な都市、タオルミーナからも見ることができます。タオルミーナのギリシア劇場から望むエトナ山もこれまた絶景です。（天候によっては見えないこともあります）

• 写真：まめこタオルミーナのギリシア劇場から見るエトナ山

【3】パレルモのアラブ＝ノルマン様式建造物群

シチリアの州都であるパレルモは様々な民族により統治されてきたその歴史的背景から、ローマやフィレンツェなどのイタリアとは全く違った街並みをしています。イスラム文化とフランス文化の融合した独自の建築様式は、美しいの一言に尽きます。パレルモ市内およびその近郊のこれらの教会や建造物が、2015年に世界文化遺産に登録されています。

その中でも特に目を引くのが、ノルマン王宮の中のパラティーナ礼拝堂。金色に輝く豪華絢爛なモザイク画は、当時の繁栄を物語っているようです。

• 写真：まめこ金色に輝くパラティーナ礼拝堂

街の中心部に並んで位置する、サンタ・マリア・デル・アンミラリオ・マルトラーナ教会、サン・カタルド教会も独特の雰囲気を放っています。屋根の上に赤いドームが3つ並ぶサン・カタルド教会は他のどこでも見ることのない、まさしくパレルモ風な建物です。

• 写真：まめこサンタ・マリア・デル・アンミラリオ・マルトラーナ教会（左）、サン・カタルド教会（右）

皇帝や王の霊廟のあるカテドラーレ（パレルモ大聖堂）は、お城のような出で立ちで、外壁にも細やかな装飾がされていて見飽きることがありません。

• 写真：まめこパレルモのカテドラーレ