イタリア
イタリア観光
南北にブーツのような形をした国は世界遺産の宝庫

【トリノ】絶景!モーレ・アントネリアーナから赤い屋根の並ぶ街を一望

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:13ヶ国

2017年9月4日更新

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写真:cobhcmayu

多くの世界遺産をもち、映画『ローマの休日』の舞台ローマや、水の都で有名なヴェネツィア、ファッションの街ミラノにシチリア半島・・・と、訪れたい街が沢山そろった美しい国イタリア。その中でも、見落とされがちな街"トリノ"。聞いたことはあるけれど、という方は多くいると思いますが、世界一高い場所にある博物館で、展望台でもあるモーレ・アントネリアーナからの景色は一見の価値ありです。今回はミラノから南へ、少しトリノまで足を伸ばしてでも見てもらいたい絶景をご紹介します。

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まずは見てください、圧巻の景色!!

  • 写真:cobhcmayu360度の景色からの一部

こちらが、モーレ・アントネリアーナ展望台からの景色です。トリノ市内にはこのモーレ・アントネリアーナ以外に高い建物がなく、遮るものがないので、天気のよい日には遠くまで見渡せます。冬は雪をかぶった山、夏は青い空に入道雲と、どの季節にいっても本当に綺麗です。

下を見下ろせばヨーロッパらしい赤い屋根が並び、山側にはポー川というイタリアで一番長い川が流れています。その長さ約650km、アドリア海まで延々と続いています。クルーズもできるので、そちらもおススメです。流れる説明アナウンスを英語で聞けるヘッドフォンも貸出してくれますよ。

  • 写真:cobhcmayu展望台からのポー川とクルーザー
  • 写真:cobhcmayu夏のポー川のほとり

少し話がそれてしまいましたが、外からみても美しいモーレ・アントネリアーナと、そのトップにある展望台からの360度の景色は、わざわざ他の都市から足を伸ばしてでも一見の価値があると思います。

また、その展望台まで行くエレベーターがシースルーになっているのもポイント。上から博物館内をみられるので面白いのですが、高いところが苦手な方は注意してください。

  • 写真:cobhcmayu

モーレ・アントネリアーナについて

トリノのアイコンと呼ばれ、トリノっ子に親しまれている「Mole Antonelliana」は、国立映画博物館を有し、世界で一番高い博物館ともいわれています。

この外観の美しさと高さは街のどこにいても見つけやすく、街歩きをする際、方向が一目でわかるのでありがたい存在です。さらにいつも目に入るとなると、段々と愛着がわいてくるように思います。

  • 写真:cobhcmayu近くの公園からも見えます
  • 写真:cobhcmayu影も可愛い!

夜になるとライトアップもされ、荘厳な風貌に変身します。閉館後は博物館には入れませんが、博物館見学後少し街を歩いたり、軽食のフォカッチャを食べたり、ジェラートを食べたりしながらライトアップされるのを待つのはいかがでしょうか。

夏季に筆者が訪れたとき、ライトアップは24時までと結構遅くまでやっていたので、食事を済ませたあとの街歩きコースに入れてもいいですね。

  • 写真:cobhcmayuライトアップ時は荘厳

モーレ・アントネリアーナは、トリノでは有名な観光スポットなので、チケットを買うために行列ができる事があります。話によると20分くらいで済む日もあれば、1時間かかる日もあるようで、朝早めに行く、もしくは時間に余裕をもって臨んだほうがいいと思います。

また行く日が決まっている場合であれば、公式HPよりオンラインでチケットの事前購入が可能です。オンシーズン時、週末はどうしても混んでしまうので、オンラインチケットの購入がおススメです。

国立映画博物館について

展望台へのぼった後はそのまま博物館へ、上からぐるぐると降りていく形で見学コースができています。もちろんチケットはここでも必要ですので、展望台と博物館両方のチケットを買った方はなくさないようにしましょう。

こちらの映画博物館は、世界有数の映画関連のコレクションを誇り、映画を見るのが好きな方ならもちろん、作成側であったり動画編集に興味がある方まで、多くの方に楽しんでいただけるかと思います。

  • 写真:cobhcmayu
  • 写真:cobhcmayu

映画の起源に触れ、アニメ、CGの世界まで網羅された展示物をみながら、実際に使用された数々の品を、映画を思い出しながら歩いてみる。そんな風にしながら映画の世界にどっぷり浸かっていると、あっという間に時間が過ぎてしまいますよ。

  • 写真:cobhcmayu学びのコーナー:映画の起源
  • 写真:cobhcmayu学びのコーナー:合成技術

ミッキーマウスのディズニーや、バッグスバニーとトゥイーティで有名なLooney Tunesに関する展示もあるので、お子様にも楽しんでもらえること間違いなしです。またリクライニングシートが並ぶ上映スペースは、常に映画が流れているので、休憩がてら映画をみることもできるようになっています。

  • 写真:cobhcmayu

最後に

いかがでしたでしょうか、時期により雰囲気も変わるので、ぜひ様々な顔のモーレ・アントネリアーナを見つけてください。魅力的なモーレ・アントネリアーナを一目見に、イタリアへご旅行の際はトリノまで足を伸ばしてみてはいかがですか??

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この記事を書いたトラベルライター

ビールと甘いものが大好き!社会人トラベルライター
神奈川県の山奥出身、社会人メタラートラベルライターです。
私のお気に入りスポットが皆さんのお気に入りになるようにと、国内外問わず拙いながらも投稿させていただきますので、よろしくお願いします。

学生の時の留学でオーストラリアに恋をし、その後2年間ワーキングホリデービザで滞在していました。根っからのオーストラリア愛好家です。ベジマイトを美味しく頂くために日々研究しています。

訪問したことのある国:ハワイ、ニュージーランド、オーストラリア、イタリア、バチカン市国、イギリス、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイ、韓国、アメリカ(カリフォルニア州、オレゴン州)、メキシコ、カナダ
現在ニュージーランドにワーキングホリデービザで滞在中。

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