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台湾の離島・蘭嶼(らんしょ)への交通手段 徹底ガイド

取材・写真・文:

トラベルライター

2016年9月4日更新

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写真:トラベルライター

手つかずの自然が残る台湾の人気の離島・蘭嶼。実はそんなに簡単には行けない場所なのです。蘭嶼への交通手段は飛行機とフェリーの2つ。今回は、蘭嶼へのアクセス方法と、飛行機&フェリーのチケット取得方法を紹介したいと思います!

この記事の目次表示

蘭嶼はどこ?

台東県に所属している蘭嶼は台東の南東太平洋にあり、台東からは飛行機で20分、フェリーで2時間かかります。屏東のほうが直線距離では近いので、フェリーは、台東、屏東の両方からの便が出ています。

飛行機で行く場合

  • 写真:トラベルライター

できれば誰もが選択したい飛行機は、ピークシーズンの時には幻のような存在です。何故かと言うと、蘭嶼行きの飛行機は台東の豊年空港から1日5~6便往復しかありません。

  • 写真:トラベルライターちょー小型飛行機

さらに、蘭嶼の空港は小さくて小型飛行機しか着陸できないので、利用されているのは定員17人の超小型飛行機です。ざっと計算してみると、1日に飛行機を利用できる人数は100人前後になります。

航空券の入手方法

台東ー蘭嶼のルートを運行しているのは徳安航空一社のみです。航空券は出発日の60日前から販売開始します。1回の購入につき、1人4枚までしか購入できないので、大人数のグループの場合、まとめて座席を確保するのは難しいでしょう。

また、復路がまだ販売開始されていない場合は、行きの便と帰りの便と、それぞれ買う必要があります。販売開始は台湾時間の当日朝8時からなので、平日の場合ですと、通勤時間と被っちゃう可能性が高いですね。

チケットは電話か、ネットで購入することができますが、発売の8時になるとどちらも繋がりにくく、とにかく激戦です。

可能であれば、電話申し込みとネット申し込みの両方を同時に進めたほうがいいと思います。また、同行者がいる場合は、みんなでチケット申し込みにチャレンジしましょう!チャンスは倍になるからです。私も友だちと一緒に頑張って、運良くネットと電話でそれぞれ一回ずつチケットを確保することができました。

電話の場合、繋がってもなかなか出ないこともありますが、コール音が鳴っている時は気長に待ちましょう!私が電話した際は2分くらいベルを鳴らしてやっと出てくれて、それで2枚のチケットを取れましたから。

代金支払い

チケットの代金は、ホームページからクレジットカードで支払えます。電話で予約した場合も、ホームページで予約番号と電話番号を入力し、カードでの支払いが可能です。

悪天候でキャンセルになることも珍しくない

離島にいった際は、天気の都合で帰れなくなるのが一番の心配です。特に蘭嶼行きの飛行機は小型ですので、離着陸の条件が普通の飛行機より厳しく、フライトがキャンセルされることもよくあります。

私が訪れた際も、帰りの日は朝から暴雨で、台東行への朝便は2便キャンセルされました(当日3便目のチケットを購入していた私たちは、本当に運が良かったと思います)。

予約していた便がキャンセルになった場合、徳安航空のカウンターで候補用紙に名前と人数を記入し、キャンセル席を待つことになります。ただし、17席しかない飛行機では席が余ることはほとんど無いので、早く台湾本島に戻りたいならば船便で帰ることをオススメします。

徳安航空

  • 徳安航空 台東ー蘭嶼 航空券価格

台東ー蘭嶼:大人NTD1428、子どもNTD1071
蘭嶼ー台東:大人NTD1360、子どもNTD1060

フェリーで行く場合

飛行機と違って、フェリーは1回の出航につき150人〜300人を乗せることができます。出発場所は台東の富岡漁港と屏東墾丁の後壁湖の2箇所で、3つの会社で運営しています。

  • 写真:トラベルライターフェリーの港−開元港

乗船券の購入

フェリーの各運行会社のホームページから購入できるほか、旅行会社や民宿などでもチケットを代理購入してくれますので、乗船券は航空券と比べたら買いやすいです。

一つ注意する必要があるのは、どのフェリー会社も往復チケットの販売を優先しているため、片道の乗船券は、出発数日前に残り席がある場合のみの販売、あるいは港で当日券を購入するなどの方法で入手することになります。フェリー会社により販売方法が異なりますので、事前にフェリー会社や旅行代理店に問い合わせましょう。

船酔いにご注意!

2時間という長くも短くもない運行時間ですが、太平洋をナメちゃいけません!フェリーを利用したという人に話を聞いたら、海の状況が悪く到着まで5時間もかかったという人や、乗客の8割が船酔いで吐いてしまったなど、大変そうでした。運よく平穏な船旅ができる場合もあるかもしれませんが、念のため事前に酔い止め薬を飲んだほうが安心です。

フェリー運行期間

  • 後壁湖ー蘭嶼 :3月~9月運航。冬は東北季節風の影響で波が高くなるため休航。
  • 富岡漁港ー蘭嶼:年中運航。ただし乗船人数が足りない場合、出航がキャンセルされる場合あり。

フェリーの運行会社

運行ルート:
後壁湖漁港-蘭嶼開元港
台東富岡漁港-蘭嶼開元港

運行ルート:
台東富岡漁港-蘭嶼開元港

運行ルート:
後壁湖漁港-蘭嶼開元港

台北〜台東までのアクセス

台東から蘭嶼に行く場合、当たり前ですが、まずは台東まで移動する必要があります。台北からだと鉄道以外に飛行機も選択できますが、往復3,500元~と高いので、鉄道を選ぶ人が多いでしょう。

  • 写真:トラベルライター

し・か・し台湾鉄道の東部幹線の乗車券も取り難いです!台湾鉄道の乗車券は2週間(14日)前の0時から発売されます。例えば月曜日に購入するなら、再来週月曜日までのチケットが購入可能になりますが、金、土、日のチケットは金曜日にまとめて発売するので、週末のチケットを購入する時は要注意!

チケットの購入はネットから、外国人向けのページで購入でき、支払いもクレジットカードで済ませられるので、わりと便利です(しかも日本語対応!)。0時になった瞬間に売り切れるので、パソコンの前で待機しましょう!ちなみに、事前に列車番号など必要な資料を手元に用意してのぞめば、よりスムーズに予約できますよ!

台鉄ホームページ

参考記事

蘭嶼
台湾 / その他スポット
住所:台灣台東県蘭嶼郷地図で見る

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