台湾にも、日本のSuicaやPASMOのように、チャージして使える交通系ICカードが存在します。しかも使うと2割安い運賃に!短い旅行だとしても、もって損はない「悠遊カード(悠遊卡/EASY CARD)」を紹介します!
この記事の目次表示
悠遊カードのメリット
台湾旅をもっと気軽にしてくれる!
LCCも運航し、日本からのアクセスがとても良い台湾・台北。気軽に行ける外国として、とても人気です。とはいえど、そこは外国。海外で戸惑う場面といえば、交通機関に乗るときの切符の買い方もひとつ。台北市やその周辺地域では、悠遊カードがあれば、「行き先を確認して運賃はいくら…」と考えることもなく、改札にピッとかざしてスムーズに乗り物に乗ることができます。
乗り物は2割引!
市内に張り巡らされた台北MRT(地下鉄)は、どの路線も2-7分間隔で運行されており、近距離なら20元(¥72)程ととてもリーズナブルなのが魅力です。悠遊カードでは2割引の16元(¥58)となり、なんとも便利でお得ですね。
ちなみに…台北梅園空港から台北市までの移動には、台北MRT・桃園空港線に乗車します。空港ターミナルから台北駅までは、150元(¥543)、約40分かかります(※但し、桃園空港線は2割引適用外です)。
使える場所や特典も多数!
他にも接続バス料金が割引になる特典があるほか、一部の台湾のコンビニ、カフェ、スーパー、タクシーなどの支払いにも悠遊カードを使うことができます。
台湾のタクシーは初乗り70元(¥253)〜。地下鉄の駅から遠い場所へ行く時や、グループ旅にはタクシーでの移動もオススメです。筆者が利用した際には、20分程の距離で300元(¥1,087)程の料金でした。
また、もう1つの移動手段として、街中に設置されているレンタサイクルのYouBikeも、悠遊カードで借りることができます(YouBikeの利用には、事前にweb登録が必要です)。
悠遊カードのデメリット
お得がいっぱいの悠遊カードですが、デメリットもあります。カードをゲットするには、最初に100元(¥362)カード代として必要となります。このお金はカードを解約したとしても戻ってはきません。
チャージしたお金が余っているとき、払い戻しをしたいと思うかもしれません。その場合は窓口で対応してくれますが、手数料に20元(¥72)かかります。20元(¥72)引いたチャージ金額とカードは戻ってきますが、折角100元(¥362)払って買ったカードなのに、再度そのカードにチャージするということはできない処理をされてしまいます。
また次回、台湾に来た時に使えるように、または旅の思い出に、チャージ金額はコンビニなどで使い切り、そのまま取っておくことをお勧めします。
どこで購入するの?
メリットいっぱいの悠遊カードは、MRT各駅やコンビニでゲットできます。ですが台北桃園国際空港から市内へ行くのにいきなり必要となりますので、桃園空港MRT駅の自動販売機での購入をオススメします。
こちらの販売機は日本語にも対応しており、画面下の「日本語」ボタンを押すと、日本語表示となります。但し大きな額のお札には対応していませんので、手元に500元(¥1,812)を準備しておくと良いでしょう。
桃園空港MRT駅の自動販売機では、500元(カード代100元≒¥362+チャージ400元≒¥1,450)のみの取り扱いとなっていましたが、桃園空港線以外のMRT各駅ではチャージ金額が1元単位から指定出来ます。
また、市内のコンビニではキャラクターものなどカワイイ柄の悠遊カードを販売していますので、コンビニで購入し、お好きな金額をチャージするのもひとつだと思います。
チャージ目安
筆者は空港で購入したので、チャージ額は400元(¥1,450)。3泊4日の旅で、10回程MRTやバスに乗車したところ、帰りの桃園空港線を利用する際に必要な運賃150元(¥543)には50元(¥180)元程足らず、1度MRTの駅にて50元(¥180)をチャージしました。
空港に着いた時には残り14元(¥50)が残っていたので、台湾のコンビニには必ずある煮卵を空港のコンビニにて10元(¥36)で購入しましたよ。
筆者のような3泊4日程度の期間の旅であれば、400-500元(¥1,450-¥1,812)程チャージしておけば、旅中のMRT、バスなどの移動はまかなえるかと思います。とはいえスーパーやタクシーでも使えますので、それらの支払い用に多めにチャージしておくのも便利ですね。
(1元(1NT$)=3.6円で計算。2019年2月現在)