地元でも知る人ぞ知るカフェle Roman(ロマン)は高台にあり、日本三景の松島を一望できる筆者のおすすめスポットです。2011年東日本大震災での被害の影響もあり一時閉店していたのですが、名前を改め2015年見事に復活した地元待望のカフェ。松島に行ったことのない人はもちろん、何度も行ったことのある人にもオススメできるいつもと違う松島観光を紹介します!
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伝説のカフェの復活
2007年に誕生したこちらカフェ。当時は「cafe Loin(ロワン)」と言う名前で地元でも隠れ家的カフェとして人気があり、白を基調とした建物で周りの緑とのコントラストがとても素敵でした。
しかし、2011年の東日本大震災の影響で地震直後からしばらく閉店状態が続いていました。もう再開しないのかなぁと日を追うごと惜しむ声が増える中、2015年についにリニューアルして帰ってきました!
店名を「le Roman(ロマン)」と改め、外観もガラス張りのおしゃれなカフェに生まれ変わりました。地元のファンにとって嬉しい再開で「伝説のカフェ復活」と喜びの声が多く挙がっています。
全面ガラス張りになったことで目の前に広がる松島の景色をより見やすくなり、暗くなってから店内の光が漏れている雰囲気も楽しめる素敵な空間になりました。地域とともに生きるカフェは復興の証でもあります。
筆者のオススメメニュー
ロマンのメニューは、リニューアル後も変わらない定番メニュー。以前訪れたことのある人は同じ味を楽しむことで「あぁ変わっていない」と感じることができます。凝りすぎていない、シンプルだけれど丁寧かつ上品ささえ感じるメニューばかりです。
看板メニュー「タルトタタン」とスイーツメニュー
ロマンの看板メニューは今も昔もタルトタタン(550円)です。ぎっしり埋め尽くされたリンゴをたっぷり堪能できる一品。リンゴの美味しい時期だけの販売なので、夏はお休みになりますのでご注意ください。
もちろん他のスイーツメニューも満足できるものばかりです。イチジクのパフェ(700円)は大ぶりのワインで煮られたイチジクと濃厚なソフトクリーム(単品420円)を合わせた逸品です。
タルトタタンのない夏の時期にはよくレモンタルト(550円)が登場します。甘酸っぱいレモンとたっぷりのメレンゲでとても上品なタルトです。他にも限定で出しているケーキもあるので、いろいろ食べてみたくなってしまいますね。
パンドミを使った「クロックムッシュ」「クロックマダム」
スイーツメニューだけでなく軽食メニューも見逃せません!
特製のパンドミを使ったクロックムッシュ(820円)は、グリュイエールチーズとベシャメルソース&ハムがのっています。その上にさらに目玉焼きをのせた豪華なクロックマダム(870円)も人気で、絶妙なバランスが織りなす間違いない味です。
持ち帰りのコーナーではこのおいしいパンドミを販売していますので、自宅に帰っても楽しむことができます。
絶景の日本三景松島パノラマビュー
窓側の席は松島湾に向けられ、いつまでも時間を忘れてゆっくりすることが出来ます。夕方頃には日の入りとともに変わっていく空の様子も楽しめますし、いつも平面でしか見たことのない松島の景色も、高台のここならまた違った角度から楽しめます。
カフェにはテラスもあるので、ちょっと外に出て違う空気を吸うのもいいです。目の前に広がる松林、そしてカフェの足元にはサクラの木が植えられているので、春には満開の桜と松島が一緒に楽しめますし、新緑の季節には至る所に緑を、そして秋には紅葉を楽しめます。
実は初日の出にも絶好のスポットで、松島湾に昇る朝日を見ることが出来ます。初日の出に合わせて特別営業もしているので、Facebookで年末年始の時間をチェックしてみてください!
アクセス
松島の観光スポットから少し外れた高台の上にあります。地図上だとJR仙石線の松島海岸駅から直線ですぐのように見えますが、道はぐるっと一周遠回りしなくてはいけません。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Cheng-en Cheng, 作品名:松島海岸:駅名標
ほとんどのお客さんは車ですが、徒歩だと駅から20分ほどで到着します。舗装された山道を登って行くのですが、本当にここに店があるのかと思ってしまうくらい途中には何もありません。しかし、一度高台に到着すれば整備された西行戻しの松公園があり、カフェ専用ではありませんが十分な駐車スペースが確保されています。
いかがでしたか?
カフェの下には半地下の部屋があり、不定期で展示やイベントも行っています。また、ゆったりした配置になっているので席数もさほど多くはありません。平日でも数組並んで待っていることもあります。じわじわと人気が出ていますので、もしかしたら並ぶかもしれませんのでご注意ください。