春、夏、秋と季節に応じてキレイな景色が見えることから、観光客が絶えない長野県の上高地。そんな人気の上高地を独占できる時期があります。それが、11月中旬から4月の中旬。この期間中、上高地は閉山し、車の入り口となる釜トンネルも閉鎖されます。しかし、歩くことはできるということで、スノーシューを履いてハイキングをするのがハイカーの間で人気です。今回は、そのスノーシューハイキングについてお伝えします!
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神が降臨する冬の上高地
上高地は、槍ヶ岳や穂高岳など3,000m級の山々が目の前に迫り、北アルプスの山々を目指すアルピニストの玄関とも言われています。
春・夏・秋と、季節に応じて見せる表情を変えるこの山岳リゾートは、年間150万人もの観光客が訪れます。またエメラルドグリーンに染まった梓川の美しさに魅了され、何度も足を運ぶ人もいます。
そんな人気の上高地ですが、11月中旬には閉山し、バスの通行などを止めてしまいます。そのため、人気が少なくなる冬の上高地は静寂で神秘的な世界が広がり、本来の姿を取り戻すと言われています。
上高地の雪を直に感じられるスノーシューハイキング
スノーシューは「西洋かんじき(ワカン)」とも呼ばれる、雪の上を歩くための道具です。雪上での浮力が高く、坂もスイスイ上り下りすることができます。スノーシューで歩くことに特別な技術も必要ないので、誰でもすぐにスノーシューハイクを始めることができます。
「上高地 スノーシュ」で検索をすると、リトルピークスや奥飛騨温泉郷観光協会など、スノーシューのガイド付プランを提案しているウェブサイトが何個かでてきます。そちらを利用して安全に行くもよし、経験のある方は個人で行くもよしです。
上高地スノーシューハイクのコースとしては、中の湯から河童橋まで行くのが定番だそうです。距離は往復で約15キロ。所要時間の平均は、初心者の方で約6時間、山に慣れた方で約5時間(休憩込)なのだそう。
今回筆者は宿泊した宿のオプショナルツアーに参加したので、上記の定番コースとは異なる、釜トンネルから田代池までのコースを楽しんできました!
スノーシューハイキング時の様子
ガイドさんと一緒に歩くことで、上高地のことについてなどを色々と紹介してもらえるのはもちろん、個人で行くとわからない色々な楽しみ方も教わることができます!
その一つが、ツアー途中で行われたアクティビティ。雪の中でかくれんぼをしたり、トンネルの上から全力で下ったり…。大人も童心に戻って、様々な雪遊びを楽しむことができます!
スノーシューハイキングを申し込んだ宿は「ゲストハウス雷鳥」
今回筆者は「ゲストハウス雷鳥」に宿泊をし、そこのオプションについている上高地スノーシューツアーに参加しました。参加費用は、大人一人7,800円。料金には、スノーシュー、ポール、スパッツorオーバーシューズのレンタルも含まれています。
このツアーに参加すると、宿から釜トンネルまで送迎してくださいます(約30分)。その後、ガイドさんと一緒に田代池まで歩きます(要望に応じて、河童橋まで行くこともできるそうですが、その場合は、1日かかる覚悟で…)。所要時間は、往復で約4時間。途中、休憩とアクティビティの時間が含まれます。
ちなみにこちらのゲストハウス雷鳥は、スノーシューツアーだけでなく、乳白色の硫黄泉に入ることができることでも有名です!
- 温泉の宿 ゲストハウス雷鳥
- 松本市 / ゲストハウス
- 料金(目安):3,800円〜10,371円
- 宿泊時間:16:00〜10:00
- 住所:長野県松本市安曇4306,ゲストハウス雷鳥地図で見る
- Web:http://ghraicho.com/
まとめ
冬にしか楽しめないスノーシューハイキング。上高地は、他の場所よりも雪質が柔らかく、本当のスノーパウダーを体感することができます(ただし、天候や積雪量にもよる)。
ひと味違った上高地の魅力に、触れてみてはいかがでしょうか。
- 上高地
- 松本市 / 自然・景勝地 / パワースポット / ハイキング / ツーリング
- 住所:長野県南安曇郡安曇村上高地地図で見る
- 電話:0263-95-2433(上高地インフォメーションセンター)
- Web:http://www.kamikochi.or.jp/