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【チリ】月の谷に虹の谷!絶対に見たいアタカマ砂漠の絶景

取材・写真・文:

東京在住

2017年8月19日更新

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写真:ふるりえ

世界で最も降水量の少ない地域で、かつ、平均標高は2,000mを超すという過酷な地域・アタカマ砂漠。しかし、そこには、地球上とは思えないほどの絶景が広がっています。アタカマ砂漠にはさまざまな絶景スポットがありますが、その中でも特におすすめの2か所「月の谷」と「虹の谷」をご紹介します。

サン・ペドロ・デ・アタカマを拠点にアタカマ砂漠を巡る

アタカマ砂漠観光の拠点は「サン・ペドロ・デ・アタカマ」。町中には多数のツアー会社が立ち並び、塩湖や間欠泉を巡る日帰りツアーやウユニ塩湖へ抜ける2泊3日ツアーなど、さまざまなツアーが企画されています。月の谷や虹の谷へ行くツアーも申し込むことができるので、個人で旅行をしている場合には、ここでツアーを探すことをおすすめします。

ちなみに筆者が参加したツアーは、月の谷の日帰りツアー、虹の谷の日帰りツアー、星空観測ツアーの3つを合わせて大人1人約6,700円でした。

【関連記事】[チリ]アタカマ砂漠観光の拠点「サン・ペドロ・デ・アタカマ」の魅力

サン・ペドロ・デ・アタカマ
チリ / 町・ストリート
住所:San Pedro de Atacama地図で見る

絶景スポット満載の月の谷

サン・ペドロ・デ・アタカマから西へ15km。「月の谷」は、アタカマ砂漠で最も人気の観光スポットです。

まるで月面にいるように思えることからこの名がつけられたと言われており、アタカマ砂漠の中で最も変化に富んださまざまな景色を見ることができます。

  • 写真:ふるりえ月の谷への入口

断崖絶壁や砂丘、粉雪が降ったかのような銀世界、「トレス・マリア(3人のマリア像)」、「恐竜の谷」、「火星/死の谷」と名称がつけられている景観など、自然が作り出す不思議な光景を満喫することができ、広大なエリアに点在する見どころをライトバンで巡ります。

  • 写真:ふるりえ本当に月面にいるかのように思える月の谷

見どころ1:粉雪が降り積もる荒野

月の谷の中では、ときおり雪が降ったような白い銀世界の大地を見ることがあります。これらはなんと塩。大昔、月の谷は海に覆われており、海水が固まって白い結晶ができたのだとか。

  • 写真:ふるりえ一面に粉雪が積もっているように見えるのは、塩

このエリア一帯は「アルティプラーノ」と呼ばれる、チリ・アルゼンチン・ボリビア・ペルーの4か国にまたがる大平原で、大地に塩分をはじめとしたミネラルを多く含みます。

塩の他にも、石灰の堆積層で覆われている所が多く、銅・銀・ニッケル・リチウムなどの鉱物資源にも富んでいるそうです。天然の硝酸ナトリウム(チリ硝石)の産出は世界最大で、1940年代初期までは大規模に採掘されていたといいます。

  • 写真:ふるりえ月の谷で見られる、塩の結晶

塩が含まれる洞窟では、早朝などの人が少ない時間には、「パチッ、パチッ」という塩が育つ音を聞くこともできるそうです。

見どころ2:トレス・マリア(3人のマリア像)

広大な月の谷の中の見どころのひとつ、「トレス・マリア」。1億年以上かけて自然に形成されたという奇岩です。中央の岩がイエスを抱いたマリアに見えるとことから、このような名前で呼ばれるようになったそうです。

広い大地にポツンと佇むマリアたち。1億年以上もたった3人で、一体どんなことを考えてきたのでしょうか。

  • 写真:ふるりえ中心の岩は、本当にマリアがイエスを抱いているように見える
3人のマリア像
チリ / 自然・景勝地
住所:Tres Marias, San Pedro de Atacama,Chile地図で見る

見どころ3:火星の谷 / 死の谷

植物も生物も生息できないといわれているエリアが月の谷の中にあります。ベルギーの研究者がこの地を訪れた際「まるで火星のようだ」と言ったのですが、「火星(Marte)」と「死(Muerte)」がとても似ていたために、「火星の谷」もしくは「死の谷」と呼ばれるようになりました。

ゴツゴツとした地形が多いアタカマ砂漠ですが、このエリアではサラサラの砂丘もまれに見られます。ゴツゴツとした地形と砂ばかりが視界に広がる様子は、まさに「死の谷」と呼ばれるのにぴったりです。

  • 写真:ふるりえさらさらの砂丘も見られる月の谷
火星の谷
チリ / 自然・景勝地
住所:San Pedro de Atacama Región de Antofagasta Chile地図で見る

見どころ4:恐竜の背中

谷を登ると、そこから遠くまで見渡すことができます。まるで巨大な恐竜の背びれのような山々が連なる絶景が広がるこの景色は「恐竜の背中」と呼ばれているそうです。

地球上のものとは思えないような景色。いつまで見ていても見飽きることはありません

  • 写真:ふるりえゴツゴツとした、一列に並んだ岩山が、まるで恐竜の背のように見える

見どころ5:コヨーテの丘

アタカマ砂漠で夕陽を眺める絶景スポットの定番がここ、コヨーテの丘。月の谷を訪ねるほぼすべてのツアー会社が、夕暮れ時に集まります。

  • 写真:ふるりえ夕陽の絶景スポット・コヨーテの丘

今にも崩れ落ちそうなほどの断崖絶壁に登りながら、たくさんの観光客がみな、太陽に視線をむけます。さえぎるものなく広がる地平線。乾燥した地域のため雲にも阻まれることなく、まんまるの太陽が大地に沈んでいきました。

  • 写真:ふるりえコヨーテの丘から遮るものなく沈む太陽
コヨーテの丘
チリ / 自然・景勝地
住所:Valle al norte del Valle de la luna, Cordillera de Los Andes, Cordillera de la Sal y la Cordillera de Domeyko., San Pedro de Atacama, Chile地図で見る
月の谷(チリ アタカマ砂漠)
チリ / 自然・景勝地
住所:San Pedro de Atacama, Chile地図で見る

極彩色の世界が広がる虹の谷

月の谷に続いておすすめするのが、虹の谷。その名の通り、極彩色をした谷がサン・ペドロ・アタカマから西に45kmの位置にあります。「マタンシジャ」という標高3,000mの場所です。

  • 写真:ふるりえくっきりと色が分かれて見える虹の谷

岩が緑色をしているのは、銅を含んでいるため。白色は石灰石のようでした。このエリア一帯の鉱山資源の豊かさを物語っています。ここまでにはっきりとした色でまっすぐに分かれている姿はとても美しいですね。

  • 写真:ふるりえ胴を多く含んだ緑色の岩石

アタカマの地上絵にも注目

多くのツアーでは、道中でアタカマの地上絵を見に立ち寄るプランが含まれています。アタカマ砂漠には約5,000もの地上絵があるといわれていますが、その地上絵はナスカのような巨大な地上絵ではなく、岩の斜面に描かれています。

  • 写真:ふるりえ昔の人が描いた地上絵

犬やヒト、リャマなど、さまざまな絵が一帯にたくさん描かれていました。このような絵が今も残っているのは、ここが雨もめったに降らない乾燥したエリアだからなのでしょう。

さまざまな顔を見せるアタカマ砂漠。ぜひ訪れてみてください。

虹の谷(チリ アタカマ砂漠)
チリ / 自然・景勝地
住所:Quebrada Chuschul,, San Pedro de Atacama, Región de Antofagasta, Chile地図で見る

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※この記事は2017年8月22日に公開した情報です。
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この記事を書いたトラベルライター

日本と世界を繋げたい、お酒だいすき国際唎酒師
心惹かれるままに行きたい場所に行き、やりたい事に挑戦し続けていたら、気づけばこれまでに訪れた国は40以上、国内もほぼ全都道府県を制覇。見知らぬ土地を訪れるワクワク感に魅了され、アメリカ・イギリス・オーストラリアの3カ国に留学したり、ヨーロッパ周遊バスツアーに参加したり、2016年はバックパックを背負って世界一周してきました。現在は、某Webメディアで編集・ライター業に携わりながら、世界各地の魅力を日本の皆様に発信しています。
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