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6. フィンランド・タンペレ(Tampere)
日本から最も近いヨーロッパである、フィンランドの首都ヘルシンキ。そこから電車で約2時間のところにある、フィンランド第3の都市がタンペレです。タンペレの中心地は、2つの湖を繋ぐ中継点となる川が流れ、フィンランドらしい美しい自然との距離が近い地方都市です。
タンペレは、ムーミン美術館のほか最古の公共サウナを含めサウナ文化の中心地としても知られており、ヘルシンキから日帰りでも行ける街として観光客からも人気を集めています。夏の白夜から冬の極夜など、四季によって表情を変えるフィンランド。ぜひタンペレへ行って現地の人の暮らしを体感してみたいですね。
7. スコットランド・エディンバラ(Edinburgh)
イギリス北部に位置するスコットランド。文化や社会の面でも、イギリスの他の地域(イングランド、ウェールズ、北アイルランド)とも異なる趣を持つ地域です。中でもスコットランドの中心のエディンバラの、中世の面影を残す歴史保全地区オールドタウンは必見です。
あの『ハリー・ポッター』物語が執筆され、書き上げられた所縁の場所が多く点在しているほか、物語に度々登場するシンボル・ホグワーツ城もエディンバラ城をモデルに描かれたといわれています。その他にもアーサー王の椅子と呼ばれる丘やエリザベス女王・フィリップ殿下の避暑地ホーリールード宮殿、街の全景を見ることのできるカールトン・ヒルなど、スコットランドの歴史と緑の大地をコンパクトに堪能できる街となっています。
8. エストニア・タリン(Tallinn)
バルト三国の北部に位置し、中世の雰囲気が今に残る世界遺産の旧市街を要するエストニアの首都タリン。14世紀に建てられたヴィル門が旧市街の玄関口となり、赤瓦の石造りの建物が軒を連ね、おとぎ話の世界に入ったかのような錯覚をもつでしょう。
石畳で細い路地が続く旧市街を進んでいくと、ラエコヤ広場という中央広場にたどりつきます。この旧市庁舎の前に広がる広場では、中世の時代にはお祝いや処刑の場となり、現在ではカフェやレストランが並ぶ他、冬にはクリスマスマーケットで人が集まる場所となっています。
古き良きヨーロッパの雰囲気が残るタリンの街で、ぜひタイムスリップしたかのような雰囲気を味わってみてください。
9. アイルランド・ゴールウェイ(Galway)
島国アイルランドの首都ダブリンから電車で2時間半の西部にゴールウェイという街があります。ここは、パブやカフェが立ち並び、バスキング(路上での音楽演奏)も聞ける賑やかな商店街や古い街並みが見どころです。
ワイルド・アトランティック・ウェイという南北に続く沿岸のドライブコースの一つの街となっているほか、アラン諸島やモハーの断崖など、荒々しい大西洋のアイルランドらしい風景を見るための拠点となっている街でもあります。
昼間には、商店街をそぞろ歩きしたり、街の中央を南北に流れるコリブ川沿いを散策したりして過ごし、夜にはパブから漏れる生演奏の音を頼りに、様々なパブをめぐるパブクロールをしてもいいでしょう。地元の名手が弾くアイルランドの伝統音楽を楽しみながら、パブで飲む一杯は堪りません。
10.デンマーク・オーデンセ(Odense)
北欧デンマークの第3の都市・オーデンセは、世界的に有名な童話作家アンデルセンが生まれ育った場所です。オーデンセはかつてデンマーク王国の首都にもなった歴史がある古都で、そうした歴史や街並みの美しさの他にも、川や公園といった自然豊かな気持ちのよい街となっています。
デンマークの首都コペンハーゲンも他のヨーロッパの国の首都と比較して、大きすぎない街ですがオーデンセはよりコンパクトに、デンマークの地方都市の魅力を凝縮したような街となっています。アンデルセンの足跡を追ってアンデルセン博物館や子供時代の家を訪れることで、物語が生まれた背景や実際の環境を知ることができ、アンデルセンファンでなくとも貴重な経験となること間違いありません。
まとめ
いかがでしたか?
街歩きの楽しいヨーロッパの街を厳選して10選ご紹介しました。どの街も、バーチャル旅行でも楽しめますが、実際に自分の足を使って旅して見ることで、等身大の街の魅力や地元の人たちとの出会いを楽しむことができます。食もライフスタイルもアートも、様々な分野で興味がある方々もどの街も楽しんでいただけると思います。ぜひ、楽しい旅の計画を立てたいですね!