この記事の目次表示
5.フィンランド・タンペレのTampereen Kauppahalli(タンペレーン・カウッパハッリ):水色の店舗ブースが美しい温かい雰囲気のマーケット!
フィンランド第3の都市・タンペレ市の中心部にあるのが1901年開業のタンペレーン・カウッパハッリ、その名もタンペレ・マーケットホールです。タンペレ市は、大人気ムーミンの原画や作者トーベ・ヤンソンの遺品等が展示されているムーミン博物館のある街で、日本の観光客の間でも話題の中核都市です。
フィンランドは全国広しといえども、タンペレの屋内マーケットは温かみがあり、地元の人たちが日々の食事の準備のために通う、生活に根差した、雰囲気のあるマーケットです。
屋内マーケットは全国展開のデパートSOKOS(ソコス)に繋がっており、北欧の寒さ厳しい冬の移動もへっちゃらです。
店内には39店舗が入り、八百屋、魚屋、肉屋のほか、フィンランド人が大好きなドーナツやプッラと呼ばれる菓子パンなどを売るパン屋、1人あたりのコーヒー消費量世界一と言われるフィンランドらしくコーヒー屋さんが5店あるほか、靴屋や薬局なども入ります。
水色の枠で仕切られたお店。食材調達のために通路を歩く地元の人々。時折聴こえるおしゃべり。フィンランド人の暮らしを垣間見ながら、おしゃれでほっとする空間で一息、コーヒータイムにするのもよいですね。
- タンペレ・マーケットホール
- フィンランド / 市場・朝市
- 住所:Hämeenkatu 19, 33200 Tampere, Finland地図で見る
- Web:http://www.tampereenkauppahalli.fi/
6.ポルトガル・リスボンのTime Out Market(タイム・アウト・マーケット):イートイン可能のカフェ飯が最高!
ポルトガルの首都リスボンの海際にあるTime Out Marketは、2014年にできた新しいコンセプトのおしゃれでモダンな屋内マーケットです。特に食の経験を提供することに力を入れており、24のレストランと8つのバーの他、肉魚野菜、生花のお店などが軒を連ねます。
レストランといえどもかっちりとした雰囲気のレストランではなく、各レストラン毎にブースがあり、食べたい料理を選んでレジで会計を済まし、共有のイートインスペースで頂くシステムです。
いくつかのレストランブースで料理を買って仲間同士でシェアすることもできますし、胃袋がいっぱいになるまで食べ歩きも可能です。
多くのレストランがメインの他デザートつきで€8前後(約1,000円)のオススメプレートを何種類かメニューに掲げており、レベルの高い食を味わうことができます。
同じマーケットホール内には、おしゃれな文具や雑貨を集めたショップや、石鹸、植物を専門としたコンセプトショップもあり、どのお店も商品の見せ方がよく、個性が光る雰囲気が流れています。
- タイム・アウト・マーケット
- ポルトガル / 市場・朝市
- 住所:Av. 24 de Julho 49, 1200-109 Lisboa, Portugal地図で見る
- Web:https://www.timeoutmarket.com/lisboa/en/
7.ハンガリー・ブダペストのNagy Vásárcsarnok(ナジ・ヴァーシャールチャルノク):地元産にこだわった趣あるマーケット
ハンガリーの首都ブダペストのNagy Vásárcsarnok(ナジ・ヴァーシャールチャルノク)は19世紀に建てられたブダペスト中央市場です。市の中心部に位置しており、ブダペストの街歩きでは必ず寄りたいスポットです。
1897年に建てられ、オープンな建築と壮大感に圧倒されます。1階は食糧品が並べられ、2階は日用品が販売されています。特に1階部分には、マーケットならではの新鮮な野菜や果物、ソーセージなどの加工食品などが吊るされており、色とりどりのカラフルな世界観が広がっています。
ハンガリーはパプリカが名産で、生のパプリカ、スパイスとしての粉末パプリカを素敵なお土産用パッケージで販売しているお店も数店舗あります。
マーケットで働く人々の勢いと活気を、肌で感じられる場所です。
- ナジ・ヴァーシャールチャルノク(セントラル・マーケット・ホール)
- ハンガリー / 市場・朝市
- 住所:1093 Budapest, Vámház körút 1-3地図で見る
- Web:https://welovebudapest.com/en/venue/great-market-h...
8.アイルランド・コークのEnglish Market(イングリッシュ・マーケット):美食グルメな都市コークからアイルランドに広がる食文化の発信地!
ヨーロッパでも屈指の歴史をもつ屋内マーケットが、イギリスの西部に位置する島国・アイルランドにあります。それが、アイルランド第2の都市コークにある1788年開業のEnglish Marketです。
首都ダブリンから車で南西部へ約4時間のところにあるコーク市は、昔からグルメな街として栄えてきました。全国のバターが集められ、バター取引所跡地も現在に残ります。国際レベルのコンクールで入賞するなど、ハイレベルなレストランもコーク市に数多くあります。
歴史ある装飾の美しい入口を通ると、早速マーケット独特の新鮮な野菜・果物やデリなどの匂いがしてきます。内部は吹き抜けとなっており、1階部分に食材店が入り、2階部分にカフェスペースがあります。
地元産の羊肉や野菜に、アイルランドの家庭料理の定番、ホームベイクのお菓子やデリなど、アイルランドの食卓事情を垣間見ることができる食の旅となります。他の観光スポットとはまた違った、風情のあるEnglish Marketにお立ち寄りください。
- イングリッシュ・マーケット
- アイルランド / 市場・朝市
- 住所:Princes St, Centre, Cork, T12 RW26, Ireland地図で見る
- Web:http://www.englishmarket.ie/
まとめ
ヨーロッパの屋内マーケット厳選8選、いかがでしたか?どのマーケットも、1つの空間の中にそれぞれの土地の魅力がぎゅっと凝縮された場所です。
食文化はもちろんのこと、マーケットにくる人々やマーケットの佇まいなど、現地の生活環境を知るのに最適な場所、それが屋内マーケットです。ヨーロッパにお越しの際には、ぜひお気に入りのマーケットを探してみませんか?
※記事内の現地通貨から日本円への換算は2017年11月現在のレートを利用しています。