バスク地方と呼ばれるスペイン北西からフランス南西にまたがる地域は古くから美食の街として知られ、ヨーロッパ屈指のリゾート地。バル巡りと合わせてショッピングも楽しめる魅力たっぷりなバスク地方からお勧めの2都市をご紹介!
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サン・セバスチャンとビアリッツ
今回ご紹介する2都市はサン・セバスチャンとビアリッツ。サン・セバスチャン〜ビアリッツ間はバスで1時間弱、片道7ユーロ(約850円)と日帰りでも充分往復出来る距離!どちらかに拠点を置いて半日観光というプランもお勧めです!
サン・セバスチャン
2019年1月に女優の石原さとみさんがサン・セバスチャンを訪れた番組が放送され、一躍日本での知名度も上がりました。スペイン北西、ビスケー湾に面していてフランスとの国境まで約20kmと程近く、サマーシーズンには多くのフランス人がバカンスに訪れます。
サン・セバスチャン(San Sebastián)とドノスティア(Donostia)
サン・セバスチャンはドノスティアとも呼ばれ、実はどちらも公式名称です。1982年まではサン・セバスチャンが正式名称でしたが、それ以降、ドノスティア-サン・セバスチャンと塊で公式名称となり2012年のドノスティア/サン・セバスチャンとそれぞれが公式名称となりました。
サンセバスチャンという地名はスペイン語ですが、ドノスティアはバスク語と呼ばれる現地の言葉なんです。そのため、現地の空港や地図を見るとサン・セバスチャンのことを「Donostia」と記載したものも多いので「あれ?サン・セバスチャンじゃないの?」と慌てないようご注意を。
美食の街としてのサン・セバスチャン
バスク料理と美食文化で知られるサン・セバスチャン。そしてその周辺はミシュランガイドに記載された星付きレストランが数多く存在し、三つ星レストランが3店、更に三つ星以外の星の数も合わせるとミシュランの星が合計で16!現地のシェフたちの研鑽の賜物です。
さらに旧市街のバルで提供されるピンチョスと呼ばれるタパスも人気があり、サン・セバスチャンはなんとこのピンチョスの発祥の地でもあるんです。そんなピンチョス発祥の地に来たら、食べるしかありません。サン・セバスチャンの楽しみ方の醍醐味のひとつは、バルをはしごしてそれぞれのバルのピンチョスを楽しむ!美食の街ならではの楽しみ方ですね。
またサン・セバスチャンは物価が安いのも魅力の一つ。ピンチョスは1個1〜2ユーロ(約120〜240円)、ワインも安いものなら1杯2ユーロ(約240円)〜と驚くほどの低コスト!お財布に優しいので気兼ねなくバルはしごが楽しめちゃいます。
サン・セバスチャンのバル紹介
①Portaletas
せっかく来たのだからランチから楽しみたい、という願いを叶えてくれる11時オープンのPortaletas。お店の外のテラスではテーブルで立ち飲みが楽しめ、店内ではテーブルが用意されているので腰を据えてじっくり楽しむことが出来ます。
入口のすぐそばにあるバーカウンターには、所狭しと並べられたピンチョスがびっしり。その日の仕入れによってメニューが変わるんだそうです。とっても陽気な店員さんが英語でメニューを説明してくれます。ピンチョスだけじゃなく、揚げ物や焼き料理などガッツリ食べたい人にも嬉しい食事メニューが用意されています。
- Portaletas
- スペイン / 居酒屋・バー
- 住所:Puerto Kalea, 21, 20003 Donostia, Gipzkoa, Spain地図で見る
- 電話:+34 943 43 47 23
- Web:http://mesonportaletas.com/
②JATEXEA
石原さとみさんも訪れていたお店のひとつ。現地でも大変人気のお店で、夕方の開店と同時に多くのお客さんで賑わい始めます。お店の外とバーカウンターの周りには立ち飲み用のテーブルが並び、店内奥にはディナーで利用する人のためのテーブル席が用意されています(要予約)。
③Aste148 Gastroleku
こちらも人気のバル。店内は端から端までカウンターになっていて、お客さんがギュギュッと詰めて、目の前に並ぶピンチョスとワインを楽しみます。カウンターの後ろには、ハイチェアのテーブル席もあります(予約で満席の場合もあり)。
- Aste148 Gastroleku
- スペイン / 居酒屋・バー
- 住所:Inigo Kalea 1,20003 Donostia Gipuzkoa Spain地図で見る
- 電話:+34 843 68 70 19
- Web:https://a148gastroleku.com/