スペインには美味しいものがたくさん!首都マドリードで、何をどこで食べるか迷った時にオススメしたいのが「サン・ミゲル市場」です。市場というよりもフードコートに近い造りとなっており、観光客もふらっと入りやすい雰囲気となっています。
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サン・ミゲル市場とは
マドリードの胃袋を支えていると言われている、食品市場です。1916年に開設された歴史ある市場ですが、約10年前に改装が施され、街に馴染むスタイリッシュな店構えの市場となっています。生鮮食品から生ハム、ナッツなどの乾物類まで様々な食品が集められています。食材以外にもスペイン名物のタパスやパエリアなどをその場でオーダーし、市場の雰囲気と一緒に味わうこともできます。
市場の中はフードコートのよう
ガイドブックを観て街の市場を訪れても、地元の方でいっぱいで観光客は近寄りがたい雰囲気だった。なんてことはありませんか。このサン・ミゲル市場では、そういった心配はありません。
市場の中はフードコートのような雰囲気となっていて、大勢の観光客で賑わっています。テーブルと椅子が置かれたイートインスペースがあり、市場で買ったものをその場ですぐに味わうことができるのです。
サン・ミゲル市場でオススメのグルメ
【1】パエリア
市場のパエリアだからといって侮れません。オープンキッチンでは、大鍋でパエリアを炊き上げる様子を見ることができます。鶏肉のパエリア、魚介のパエリアから選ぶことができますが、人気があるのは魚介パエリアです。一人前からの注文でもちゃんとプリプリのエビやムール貝を載せて提供してくれました。スペインのパエリアには欠かせないニンニク風味のマヨネーズも添えられています。
- 1人前10ユーロ(約1,250円)
【2】モッツァレラチーズ
市場ではフレッシュなチーズが手に入ります。シンプルにオリーブオイルと塩をかけたものや、バルサミコ酢のソースをかけたもの、ハムと一緒にバンズで挟んでハンバーガー風にしたものなど、様々にアレンジされたモッツァレラチーズが並びます。陳列されたショーケースもとても可愛いらしくて、どれにしようかかなり悩みます。
- 1つ3.5ユーロ〜(約437円)
【3】ピンチョス
ピンチョスはひと口サイズで楊枝に刺さっているおつまみのことを言います。彩り豊かなピンチョスに目移りしそう。ピンチョスの魅力は、少しずつスペイン名物を試すことができるところです。新鮮なオリーブやタコのマリネなどもあるので、お口に合ったら後日バルを訪れた際に改めてオーダーしてもいいと思います。
- 1つ2ユーロ〜(約250円)
【4】カナッペ
こちらはスペインの小皿料理、タパスが少量ずつバケットの上に載せられたものです。イワシの酢漬けやタコの野菜のマリネなどを使用したものが多く見られます。バゲットの表面にはトマトペーストとオリーブオイルが塗られているので、上段のタパスと合わさってとても風味豊かなおつまみとなります。お酒が進みそうなのでご注意ください。
- 左:タコのマリネ 1つ1ユーロ(約125円)
- 右:イワシの酢漬け 1つ1.5ユーロ〜(約188円)
【5】サーモン
市場で食べるサーモンは、どれも肉厚で脂の乗りもよくトロトロです。クリームチーズと合わせてベーグルサンドにして販売しているものもあります。テイクアウトして観光しながら食べ歩きするのにピッタリです。また、サーモンはピンチョスの人気商品にもなっています。
- サーモンのピンチョス1つ6ユーロ(約750円)
おわりに
市場の食べ物はどれを注文しても外れがないくらい美味しいものでいっぱいです。お店の人はほぼ英語でコミュニケーションをとることができますが、料理の名前がわからない時はショーケースを指差して注文してもOKです。
気になっているタパスはバルやレストランでオーダーする前に、こちらのサン・ミゲル市場で試してお気に入りを見つけるのも楽しいと思います。
※記事内の値段は1ユーロ125円(2019年1月現在)で計算しています。
- サン・ミゲル市場
- スペイン / 市場・朝市
- 住所:Plaza de San Miguel, 3, 28005 Madrid, スペイン地図で見る
- Web:http://www.mercadodesanmiguel.es/