クルーズ船での旅は夢と思っている方も多いのでは?しかし、近年では意外とお手頃に気軽に行けるようになりました。クルーズ船勤務経験のある筆者が選んだクルーズ船で行きたいロマンティックな旅先をご紹介します!
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豪華客船のススメ
老後にゆったり豪華客船で船旅をしたい。そんな夢を持っている人も多いはず。今はそんな時間もお金もないと思っているあなた!そんなことはありません。
海外ではクルーズ船での旅行は気軽な旅として人気です。数万円で数日間から1週間のショートクルーズをしている船も多くあります。しかも、ほとんどの船がオールインクルーシブなので、ホテルへの宿泊料金はもちろん、食事代などを気にしなくていいのも魅力です。
近年ではアジアをマーケットに外資系のクルーズ会社が多く参入してきており、日本発着も増えています。日本人にとっても船旅が豪華で優雅なものから少し身近になってきているのではないでしょうか。
厳選!ロマンティックな旅先
クルーズ船での行先は様々で、世界各国から出港しています。数ある寄港地の中でもロマンティックな気分を楽しめる素敵な旅先を、クルーズ船勤務経験のある筆者が厳選しました!船旅ならではの楽しみ方も含めてご紹介します。
1. ヴェネツィア(イタリア)
新婚旅行先としても人気の高いイタリア。ロマンティックな旅先としてヴェネツィアの名が上がるのは当然と言えます。人気の観光地ですので、クルーズ船もご多分にもれず地中海やイギリス発着のクルーズなどで寄港地にしていることが多いです。
水の都ヴェネツィアは人気の観光都市ですので、実は観光地であるが故に物価が高騰しているのも事実。一泊しようと思えば食費に宿代と、予想以上に出費がかさんでしまいます。
しかし、クルーズ船で行けば宿の心配はせずとも大丈夫です。街中を入り組んだように流れる運河クルーズを楽しんだり、中世の建物が残る町並みを存分に楽しめます。クルーズ船の停まる場所から中心部までもほど近く、夜遅い出港となれば昼とはまた違った夜の街並みも楽しめますよ。
また出入港時には小さな船よりも高い位置から街並みを見ることができます。これもまた、大型客船ならではの楽しみ方ですね。
2. サントリー二島(ギリシャ)
ギリシャの島々は地中海性の心地よい気候に包まれていて、穏やかな時間が流れています。サントリー二島は丸く青い屋根と白い壁の街並みで、なんともギリシャらしい寄港地として人気。地中海クルーズなどで寄港することの多い場所です。
意外にも断崖絶壁だらけのサントリーニ島は、上陸するとまずその崖の下からメインの通りに行くために、ゴンドラに乗るかドンキーに股がりジグザグの道を進む必要があります。飛行機でのアクセスではなかなか体験できない部分ですね。
サントリーニ島といえばOia(イア)の街が観光の目玉。断崖に白壁や青い屋根の建物が立ち並ぶ、誰もが一度は写真で見たことのある風景が広がります。ブーケンビリヤの花々やオリーブの木も至る所に目にすることができます。
また、ギリシャではグルメにも注目です。ムサカやスヴラキなど日本では馴染みの少ないものから、ねっとり濃厚なギリシャヨーグルトまで外せないグルメがたくさん!お腹も心も満たしてくれる素敵な旅先です。
3. キュラソー(オランダ領)
ほとんど聞いたことのない国名と思う方も多いはず。キュラソーはカリブ海に浮かぶオランダ領の島国です。日本のプロ野球で活躍しているキュラソー出身の選手もいるのですが、日本では知名度が低い国なので、旅行に行くことはかなり稀ではないでしょうか。
そんなレアな国にもクルーズ船は寄港していますので、マニアックな旅先を考えている人にもオススメです。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Kai VvV, 作品名:Karibik 2017 (1297 von 1815)
カラフルな色の外壁の建物は、オランダ植民地ならではの光景です。特にピンク色の壁は以前オランダに支配されていたマレーシアのマラッカなどでも見ることができますが、カリビアンの風土とマッチしてさらに鮮やかな印象です。
また、Manbo Beach(マンボビーチ)では綺麗なカリブ海を眺めながら、ビーチベットでカクテルを飲んだりして、南国ムードを漂わせながらリラックスできますよ。夕日もまた格別です。
キュラソーにはアメリカ発着のカリブ海クルーズやパナマ運河のクルーズなどで行くことができます。