オランダ
オランダ観光
運河のある街並や絵本のような風車のある景色

【オランダ】閲覧注意! ハーグ・拷問博物館

取材・写真・文:

ドイツ在住
訪問エリア:12ヶ国

2018年1月14日更新

13,705view

お気に入り

写真:ジョー

オランダの政治首都、ハーグ(Den Haag)は、400年以上前からオランダ国内でその役割を担ってきました。それを証明するのが、犯罪者や謀反者を罰してきた拷問の歴史を保管している、「拷問博物館(Museum de Gevangenpoort)」です。

この記事の目次表示

案内ツアーに参加しよう

この拷問博物館は、チケットを買えば自由に行き来できるエリアと、定時に催される博物館の案内ツアーに参加しないと入れないエリアに分かれています。ツアーに行っても行かなくても入場料金に変わりなく、またチケットに直近のツアーの時刻が印刷されていますので、ぜひ参加してみてください。

  • 写真:ジョーチケットを買った時点では15時45分のツアーに参加できるとのことでした。

オランダ語が分からなくても大丈夫

ツアーは1時間ほどで、オランダ語での案内ですが、外国人にはツアー行程に対応している英語のオーディオが渡されます。ツアー中はオーディオの各パートでサポートしているところを回りますので、部屋の壁に表示されていて、ヘッドホンに囲まれている番号に対応するボタンを押して、説明を聞きましょう。

  • 写真:ジョーオーディオガイドで楽しもう

ツアーのみどころ

1.牢獄の中

まず訪れたのは、囚人が収容されていた牢獄です。記録によると、14世紀後半よりこの博物館の建物は牢獄として使用され始めていて、政治犯、宗教的な迫害に遭ったプロテスタント教徒、貴族など、様々な理由でここに連れられてきました。

木造の牢獄の中にはトイレがあるだけで、照明もなければ寝床もありません。博物館用につけられた電球を消すと、真っ暗です。

  • 写真:ジョー一般の牢獄

全部質素か、と思いきや…

牢獄というからには、必要最低限でみじめな暮らしを想像するのが当たり前です。ところが、この牢獄では囚人自身がお金を出せば、家具を買い揃えたり、食事を豪華にできてしまっていたそうです。先述の通り、ここには罪に問われた貴族も収容されていたので、お金が有り余っていた罪人もいたということです。

  • 写真:ジョー牢獄…?

この写真のように、囚人にふかふかのベッドなんかも許されていただなんて誰が想像したでしょうか…。

2.処刑器具がずらり

判決が下され、拷問、もしくは死刑になった囚人たちはそれぞれ処刑台、拷問部屋に連れていかれました。まずツアー内で案内されるのはこちらの処刑器具が集まった部屋です。中央にある人型のはりつけ台は、手足、首それぞれをしっかり縛り付けられるよう、受刑者を大の字に寝かせられるように形作られています。

  • 写真:ジョー処刑台。絶対に逃げられません。

その周辺には首つり台、処刑に使用された刃物の数々が陳列されています。写真をよく見ていただくとわかるのですが、こちらの刃物、先端が丸くなっています。これは受刑者の首や手足を切り落とすためだけに作られたものなので、突き刺すための先端は不要だったようです。

  • 写真:ジョー剣のように見えますが、先端は尖っていません

3.拷問施設

そして最後に連れられるのが、拷問部屋です。明らかに人を傷つけるための器具は見当たりませんが、受刑者を縛ったりする器具は先ほどの処刑器具の部屋より豊富です。

少しだけ英語で説明してくれたツアーガイドさんの話によると、写真に写っている縄で受刑者を縛り上げて、下のくぼみに焼けた炭を流し込み、受刑者をその炭に近づけて火傷させていたということです。

  • 写真:ジョー殺されるよりきついかも。

ツアー外で入れるエリア

冒頭で説明した、チケットを買っただけで入れるエリアは、ツアーが終わった後で見回ってみました。ここにもギロチン、手錠などの処刑や拷問に関する器具のコレクションがあります。また、囚人をどうするかという判決を決める会議部屋もツアーに参加しなくても自由に見学することができます。

  • 写真:ジョー食事会用にも貸し出しているそうです

想像のしすぎに注意

全部は紹介できませんが、展示されている拷問器具、処刑器具は見た目から痛々しいものばかりです。これはどこでどうやって使われていたのか、なんてことを想像しすぎると気持ち悪くなってしまうかもしれませんね。

拷問博物館
オランダ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Buitenhof 33 2513 AH The Hague地図で見る
電話:070 346 08 61
Web:https://www.gevangenpoort.nl/en/

オランダの旅行予約はこちら

オランダのパッケージツアーを探す

オランダのホテルを探す

オランダの航空券を探す

オランダの現地アクティビティを探す

オランダのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2018年1月14日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


オランダの人気観光スポットTOP25!旅行好きが行っている観光地ランキング

アムステルダム中央駅や国立美術館をはじめとするオランダの観光スポットの中で、トリップノートの6万3千人の旅行好きトラベラー会員(2020年9月現在)が実際に行っ...


ヨーロッパで人気の国10選と観光スポットガイド!初めてのヨーロッパ旅行にもおすすめ

ヨーロッパの全54カ国のうち、特に旅行者に人気の国を厳選!各国で外せないおすすめ観光スポットもあわせてご紹介します。とくに初めてのヨーロッパ旅行を検討中の方は要...

オランダの風車おすすめスポット5選!

オランダを象徴する風車は、観光するの絶対に見ておきたいものですね。2019年時点で約1,000基の風車がオランダにあると言われていますが、その中でも特に見応えの...

知っておきたい!オランダ観光でオススメの都市12選

オランダは小さな国ですが、意外とたくさんの見どころがあります。有名なスポットはもちろん穴場的な場所も含めて、オランダを観光するのに知っておきたい、オススメの都市...

【厳選】女子旅にオススメ♡心ときめく世界の可愛い村と街12選!

インスタ映え間違いなし!まるで童話の世界のような可愛い家や、中世の面影残る美しい街並み。一度は行きたいとっておきの村や街を、可愛いものに目がない筆者が厳選してご...

この記事を書いたトラベルライター

おっさん学生 ドイツ支部
こんな歳で今更ですがドイツで学生やり直してます。
今までに行った旅行先は日本国内もそうですが、海外も数ヵ国行っているので、記事によってガラッと風景が変わるかもしれません。主に街歩きの中で気づいたことを紹介するので、訪問してくださる方が今後の旅行で小さな発見をするときの参考になればいいなと思います。

こちらで旅行相談も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
TRAVELOCO ロコネーム ジョー
https://traveloco.jp/loco/rio_edj

旅行先(国別):ドイツ(在住)、ベルギー、オーストリア、オランダ、ハンガリー、チェコ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、台湾、香港、中国、日本

【ドイツ】モザイクなし!ベルリン人体博物館

ベルリン観光のハイライトシーンが集うアレキサンダー広場の中でも、一番目立つランドマークであるテレビ塔(Fernsehturm)。よくよくそのあたりを散策してみる...


【ドイツ】カール大帝ゆかりの地、アーヘン観光名所ピックアップ!

ドイツ西側の国境に位置し、ベルギーのリエージュへは電車で1時間、オランダのマーストリヒトにも直通バスで1時間と隣国の観光地へのアクセスもいいカトリックの街、アー...


【ドイツ】ベルリン通になろう!市内バス、電車おすすめ路線一覧

ドイツ国内随一の市内交通網を誇るベルリンには、東京ほどではないものの、公共交通機関がそこら中に張り巡らされています。数が多すぎて、旅行に行きたいけど何に乗ってど...

【ドイツ】お手軽!ベルリン100番、200番バス観光スポット14選

ベルリンの旅行を計画するときに、ガイドブックを開くと必ずと言っていいほど出てくる市内交通100番、200番バスを利用した観光ルート。回る場所も観光会社が開催して...

【ドイツ】最後のUボート ブレーマーハーフェン ヴィルヘルム・バウアー博物館船

ドイツの潜水艦、と言えば、20世紀初期の世界大戦中に開発が始まり、その名を運用停止した現在までも認知されているUボートという方もいらっしゃるかと思います。今回は...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

アプリ「Pokke」でオランダの音声ガイドを聴く

オランダの観光スポットの音声ガイドをアプリ「Pokke」で聴くことができます。

旅行前にダウンロードしておけばオフラインでも使える!
プロのガイドに案内されるように旅を楽しめる!

Pokkeについて

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります