フランスのお菓子「シュー・ア・ラ・ クレーム」が元となっているシュークリームは、明治初期に日本にもたらされました。カスタードクリームとシュー皮とが奏でる美味しさは、現在でも人々に愛され続けています。今回は、美味しいシュークリームを購入できる東京都内のお店5店舗と、そこで販売しているおすすめのシュークリームをご紹介します。
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1. 六本木:Creme de la Creme(クレーム・デ・ラ・クレーム)
明治4年京都創業の「蕎麦ぼうろ」で有名な菓子店「石田老舗」が手がけるシュークリーム専門店。京都に1店舗と、東京では六本木ヒルズのヒルサイド2階にあります。店名にもある「Creme」は、フランス語の慣用句で「最高」という意味としても使われ、「最高のシュ-クリ-ム専門店」を目指すことから名付けられました。
看板商品のカスタードシュークリームのほか、京都の濃茶を使用したシュークリーム、15時から販売されるクッキー生地の乗ったおさんじシューなど、常時6種類ほどのシュークリームを毎日焼き上げています。
中でもお店の一番人気は、瑞穂のカスタードシュークリーム(税込356円)です。京都丹波の瑞穂卵を使ったカスタードは、真っ黄色をしており、甘さ控えめながらコクが強い濃厚なクリームが自慢です。シュー皮も、絶妙に水分を含んでおり、カスタードとの相性も抜群。また季節限定のほか、六本木店でしか食べられない限定品もあります。
- クレーム・デ・ラ・クレーム
- 六本木・麻布・赤坂 / スイーツ
- 住所:東京都港区六本木6-10-1 ヒルサイド2F地図で見る
- Web:https://www.cremedelacreme.co.jp/
2. 白金高輪:La Maison Shirokane (ラ・メゾン白金)
東京屈指の高級住宅街「白金高輪」発祥のパティスリーLa Maison Shirokane(ラ・メゾン白金)は、食材や季節感にこだわったショコラや焼き菓子などが得意のショップです。「上質なカジュアル」をコンセプトに、季節に合った様々な商品を展開しています。
パンやクッキーといった焼菓子と並び、店内のショーケースには鮮やかで上品なケーキが並んでいます。中でも人気は、手軽にプロの味が楽しめるシュークリーム。国産材料にこだわったプレーンなシュークリーム(300円)と、ピスタチオをふんだんに使った香り高いシューピスターシュ(380円)の2種類あります。どちらもねっとりとした濃厚なクリームと、パリッとしたシュー皮のコントラストが秀逸で、絶品です。
- ラ・メゾン白金
- 六本木・麻布・赤坂 / スイーツ
- 住所:東京都港区白金 1-27-6 白金高輪ステーションビル1階地図で見る
- Web:https://www.lamaisonshirokane.jp/
3. 恵比寿:The Westin Tokyo内 Westin Deli(ウェスティン・デリ)
ウェスティンホテルは、JR恵比寿駅からほど近くにある一流ホテルです。その1階に併設するWestin Deliのシュークリーム(650円)はピカイチだとスイーツ好きの間でも話題。平日でも午前中に完売してしまうほどの人気ぶりです。
大人のこぶし大ほどに美しく膨らんだサクサクのシュー皮の中には、こだわりの生クリームとカスタードクリームとがたっぷりと詰まっています。クリームはバニラの香り高く、とろりとした口どけが病みつきになりそうな極上の逸品です。
- ウェスティンデリ
- 恵比寿・代官山・中目黒 / スイーツ
- 住所:東京都目黒区三田1丁目4−1 ウェスティンホテル東京地図で見る
- Web:https://www.theterracetokyo.com/jp/westin-deli
4. 広尾、渋谷、日本橋、羽田空港:A.Lecomte(ルコント)
A.Lecomte(ルコント)は、パリの高級ホテルでスーシェフを務めた、アンドレ・ルコントが東京オリンピックを翌年に控えた1963年にホテルオークラのシェフ・パティシエとして招聘・来日したのをきっかけに始まりました。六本木や尾山台、青山に転々と店を構え、人気店となりましたが彼の死により閉店を余儀なくされました。
その後、2013年に広尾に新生オープンすることとなり、2021年現在では、広尾本店のほか、渋谷スクランブルスクエア、日本橋三越、羽田空港第1ターミナル出発ロビーに店を構えています。
ルコントが生まれ育ったフランス・ロワール地方のお菓子を中心に、日本人にも受けるお菓子を作り続けています。中でも、1968年の創業当時から変わらない味を守る、ルコント定番の子ねずみ型のシュークリーム「スウリー」(税込486円)は絶品です。
アーモンドで耳を表現し、甘さも程よいアイシングを施した体に、チョコで描かれた尻尾と目は、何とも愛くるしい形をしています。薄く、柔らかなシュー皮と、たっぷりと中に詰まった、さっぱりしながらも味わいのあるカスタードとの相性も抜群です。口に無理なく入る小さなサイズ感も、上品に食べ易く、バランスの良いシュークリームと言えるでしょう。
- ルコント 広尾本店
- 六本木・麻布・赤坂 / スイーツ
- 住所:東京都港区南麻布5丁目16−13地図で見る
- Web:https://a-lecomte.com/
5. 根津:Le Coussinet (ル・クシネ)
古き良き下町の風情が漂う根津に、金・土・日曜の週3日しかオープンしていないスイーツ店Le Coussinet(ル・クシネ)があります。植物に覆われた古民家は、メルヘンな雰囲気をちらつかせる隠れ家的なお店です。
- 出典:www.flickr.com趣あるお店が続く根津の商店街(Photo by m-louis .®)
中でも、お店の名物となっているのがシュークリーム「石窯シュー」(250円)です。石窯で焼かれた、バゲットのように香ばしいシュー皮と、溢れんばかりに挟まれたカスタードクリームが魅力的です。
テイクアウトできないシュークリームと言われる所以は、そのクリームのてんこ盛り加減にあります。クリームのコクは極上で、かといってしつこさもありません。ぜひお店の軒先で搾りたての石窯シューをいただいてみてください。
- ル・クシネ
- 浅草・上野・谷根千 / スイーツ
- 住所:東京都文京区根津2-34-24地図で見る
- Web:https://www.facebook.com/KingLeCoussinet/
まとめ
いかがでしたか?
東京都内で食べる、シュークリームを扱うパティスリー厳選5店舗をご紹介しました。専門店から、本格フランス菓子店、ホテルスイーツに至るまで、各ショップごとに異なる形・食感・味のシュークリームを堪能できますよ。
因みに、スイーツ好き筆者が独断で選ぶ一番は、ルコントのシュークリーム「スウリー」でした。見た目も可愛く、そして食べやすい大きさ、柔らかなシュー皮とクリームとのマッチなど、自分へのご褒美のほか、大切な人へのお土産にもしたい逸品です。
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