伝統的な暮らしにも現代のモダンな生活にもフィットする、時代を超えた美しさを持つ民藝の器や日用品。最近では、特に働く女性を中心に人気を集め、都内の民藝を扱うお店の注目度も増しています。今回は、東京都内の民藝店を厳選して5選ご紹介します。
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1. SML(中目黒)
中目黒を流れる目黒川沿いから代官山側へ路地を入ったところに、全国各地から集められた民藝の器や身の回り品を扱うショップSMLがあります。
東北から九州に至るまで、60近くの作り手から直送された商品が幅広いラインナップで並びます。商品は、手作りの吹きガラスに藍染、木製の籠や台所用品、とりわけ九州や山陰から集められた陶器などが多く揃います。
ガラス製品、お皿、陶器ポットなどが商品ごとに配置されているので、様々な窯元や作り手に同時に出会うことができるのが魅力です。一点一点異なる風合いの商品を実際に手に取ることで、今まで知らなかった窯元や予想だにしなかった作品との出会いがあるでしょう。
価格もリーズナブルに設定されており、普段使いしやすいのも嬉しいポイント。使ううちに愛着が湧いてくるような、素敵な商品ばかりです。
- SML
- 恵比寿・代官山・中目黒 / 雑貨 / 女子旅
- 住所:目黒区青葉台1-15-1 AK-1ビル1F地図で見る
- 電話:03-6809-0696
- Web:http://sm-l.jp/
2. 北窯(中目黒)
中目黒の目黒川沿いにひっそりと構え、沖縄本島の読谷(よみたん)を中心に発展している読谷山焼に特化して商品を販売をしているお店です。読谷山焼は、伝統的な製法である登り窯で焼かれ、独特の色合いを持つ釉薬が独自のタッチで描かれている窯元。伝統の中にどこかモダンさも兼ね備え、普段使いにもぴったりです。
そのような沖縄の風土を映し出す読谷山焼の「やちむん」(沖縄の方言で焼き物という意味)は、宮城正享、松田共司、松田米司、與那原正守の4名の親方が所有する共同窯で焼かれており、年に火入れは5回のみ。北窯では、それぞれ異なる作風を持つその4名の作り手が生み出す商品が所狭しと並べられており、店内を宝探し気分でまわることができます。
オーナーは頻繁に沖縄に仕入れに行っているほか、窯元から定期的に焼き物が直送されてくるため、訪れるたびに微妙に異なる品揃えであるのも、北窯に通いたくなる魅力の一つです。マカイ(お茶碗)や沖縄では炒め物を盛る時によく使われる平たいお皿といった沖縄伝統の陶器のほか、本島での現代の暮らし向けに作られたマグカップや深皿なども揃います。
- 北窯
- 恵比寿・代官山・中目黒 / 雑貨
- 住所:東京都目黒区中目黒1-9-17三浦ビル1階地図で見る
- Web:http://kitagama.com/
3. たくみ(銀座)
1933年創業の民藝品店で、銀座の一等地に店を構えるたくみ。1階と2階部分に売り場があり、全国各地から集められた吹きガラスや器、織染物などといった民藝品が所狭しと並べられています。
東北地方のこけしや竹細工、季節の飾り物などのほか、九州や山陰、沖縄からの民藝器、ガラス工芸品など、店主のセンスが光るもので溢れています。
2階に上がると、布製品や茶器一式など、よりビンテージ感のある商品が並び、伝統を感じる掘り出し物が多数あります。現代の暮らしにも合う商品を購入すれば、インテリアの良いアクセントになること間違いありません。
- 銀座たくみ
- 銀座・有楽町・築地 / 雑貨
- 住所:東京都中央区銀座8丁目4−2 たくみビル 1F.2F地図で見る
- Web:http://www.ginza-takumi.co.jp/