海外旅行を行う際、渡航先で1度はタクシーを利用するタイミングがあるかと思います。そこで今回は、海外でタクシーに乗る際に気を付けてほしいポイントをお伝えいたします。また記事の最後に「貴重品管理編」や「行動編」に関する防犯対策記事も紹介しているので、そちらも合わせてご参照ください。
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大前提として、乗車するタクシーを疑え
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公共のタクシーなのか、個人タクシーなのか、見極めてから乗りましょう。治安の良くない国においては、個人タクシーは避けたいところです。その理由は「乗ったら最後」だからです。
過去、南米で日本人観光客が流しのタクシーを利用し、事件に遭ってしまったというニュースをご存知の方もいるかと思います。これは他人事ではありません。治安のよくない国では特に要注意です。
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筆者は初めて訪れる国で、かつ到着が夜の時間帯になる場合は、空港から宿までの移動にタクシーを利用するようにしています。「空港送迎付き」の宿を予約することが多いので、もちろん身元が分かっているタクシーです。
旅行する国や都市における公共のタクシー会社の名前は、観光本やネットで事前に調べましょう。また、一番良いのは、ホテルやゲストハウス等が手配してくれる身元が分かっているタクシーを利用することです。
タクシーに乗るときの3つのアドバイス
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ちょっとした移動を行う際や、公共交通機関であるバスや電車の利用の仕方が難しそうな場合、また車でないと行くことが難しい観光地に訪れる場合などに、タクシーを使用することがあるでしょう。特に複数人での移動であれば、移動の金額もそシェアすることができるので節約にもなって便利だったりします。
国によって、タクシーの仕組みや料金相場などが様々です。以下では、そんな事情が異なる中でも、どの国でも役立つ3つのアドバイスを紹介します
1、メーターがない場合は事前に値段交渉
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国によっては、または乗るタクシーによってはメーターがない場合があります。発展している国やエリアであればメーター付きのタクシーが多い印象ですが、途上国などではメーターがない場合もあります。
もしもメーターがないタクシーに乗車した際には、目的地へ出発する前に、値段交渉を行いましょう。ただし、あまりにも低すぎる値段での交渉は、向こうの気分を害して怒られることもあるので、失礼のないように気を付けてください。
2、事前に目的地までの金額相場を押さえておく
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タクシーを利用する際には、前もって、その国のタクシーの金額相場を確認しておくことをお薦めします。金額相場が分からなければ、騙されているのか、適正な金額なのかが判断できません。筆者は相場を把握するために、よく『地球の歩き方』の冒頭ページに載っている、その国の常識や知識をあらかじめ頭に入れるようにしています。
メーター式ではないタクシーに乗る場合、通りに数台タクシーが停車しているのであれば、その数台全てに値段を確認するのも良いでしょう。複数のドライバーに確認することで相場も分かり、これ以上は下げられないという金額の感覚も分かってきます。
3、タクシーに任せっきりにしない
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タクシーに乗ったから安心、と、運転手さんに任せっきりにしないことです。運転手さんがナビシステムを導入していたり、グーグルナビを活用して運転しているのであれば別ですが、そうではない場合は要注意です。且つ、メーター式のタクシーであれば、料金をあげるために意味不明な遠回りをされる可能性もあります。
タクシーに乗る際には「旅行が不慣れ」「土地勘無し」「大人しくて文句など言わない」といった雰囲気を出さないことです。
持ち運びのWi-Fiを持っている場合などであれば、ご自身のスマートフォンで、タクシーが正しい道を通っているかどうかを確認すれば安全です。
体験談 in インド
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筆者がインドに昼間到着した際、空港から宿泊するゲストハウスまでをタクシーで向かいました。ゲストハウスに事前に依頼していた空港送迎タクシーです。ですが、迎えに来たのはタクシーの運転手には見えない普通の住民が運転するような個人タクシーでしたので心配でした。
その際、きちんとゲストハウスに向かっているかを定期的に道路標識や目印となる大きな建物、地図などで確認しながら向かったのを覚えています。
筆者は海外旅行に行く際にはいつもWi-Fiルーターを持ってないので、事前にスクショした地図の地名と道路標識などを定期的に確認したりしています。事前に集めておいた手がかりを辿っていくことで、目的地にどんどん近づいていることなどが分かります。