海外旅行中は、命の次に大切といわれるパスポート。旅行者にとっては、自分を証明する唯一の書類です。これがないと、日本へは戻れないし、場所によってはクレジットカードが使えなかったり、アルコールが飲めなかったり、施設への入場を断られたりと行動が制限されてしまいます。万が一、パスポートを無くしてしまったときはどうすればよいのでしょうか?
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パスポートがない!!!
窃盗かもしれませんし、落としてしまったのかもしれません。
パスポートの紛失に気づいたらまずは落ち着きましょう。最短だとその日のうちにパスポートに代わる書類(帰国のための渡航書)が大使館から発行されます。
ないものは念じてもでてきませんし、命があることに感謝して、次のアクションを前向きに検討しましょう。
警察署へ行く
近くの警察署へ向かいます(シンガポールの警察署の場所はこちらです)。
シンガポールの中心部、オーチャードであれば「ORCHARD NEIGHBOURHOOD POLICE CENTRE」が旅行者にとって一番アクセスしやすい警察署になります。
会話に自信のない方は、次のことをあらかじめ紙に書いておくと会話を最低限で済ませられるかもしれません。
- I lost my passport. (パスポートをなくしました)
- When: 2015/11/05 11:00〜15:00 (パスポートをなくした日時)
- Where: China Town, Little India (なくしたと思われる地域)
- Name : TARO YAMADA
- Country: JAPAN
- Passport Number: XXXXXXXXXX
- Tel: 0000-0000 (シンガポールで利用出来る電話番号があれば記載しましょう)
- Mail: xxx@xxxxx (シンガポールにいながら利用できるメールアドレスがあれば記載しましょう)
その他、パスポートのコピーがあれば添付しましょう。
もしパスポートが警察に届いていれば、それを受け取る手続きをして終わりです(よかったですね)!
届いていなければ、Police Report と呼ばれる書類を発行してもらえます。
この書類は、紛失について警察に届け出ているということを証明する大事な書類となりますので、しっかりと受け取りましょう。
在シンガポール 日本大使館 に電話をする
インターネットを調べると様々な情報がありますが、大使館が最終判断することになるので、警察への届け出が済んだらすぐに電話をかけて指示を仰ぎましょう。
- 在シンガポール日本大使館Webサイト
- +65-6235-8855
- 営業時間: (午前) 8:30 から 12:00、(午後) 13:30 から 16:00
電話をかけると、英語で会話がはじまりますが、受付担当者は日本語を使える場合が多いので、「日本語でも大丈夫ですか?」あるいは「Can you speak Japanese?」と尋ねましょう。あとは日本語でいまの状況をありのままに伝えます。
ちなみに、大使館は土日とシンガポールの休日は休みなので注意しましょう。シンガポールの祝日はこちらをご参照ください。
在シンガポール 日本大使館 に書類等の手続き
ここからは、パスポート紛失対処の一例となります。実際にパスポートを紛失したときの状況に応じて内容が異なりますのでご了承ください。
大使館の営業時間内であればなるべく早く訪問して、手続きを済ませましょう。
大使館は、オーチャード駅から徒歩圏にありますが、急ぎなのでタクシーで向かうのがオススメです。大使館の住所は、16 Nassim Road(ナッシムロード) です。
到着すると、入り口で身分証明書の提示を指示されます。
しかし、残念ながらいま身分を証明するものがないので、パスポートを紛失したことと、警察へ届けていることを伝えます。
- I lost my passport.
- This is a police report.