チャンギ国際空港にオープンした話題の大型複合施設「ジュエル」。その4階に、130の客室を持つバジェットホテル「ヨーテルエアー」があります。ヨーロッパ版カプセルホテルだとも言われていますが、さて、どんなホテルか見てみましょう。
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ヨーテルエアーって
母体は、急成長を続けるイギリス発のホテルチェーン「ヨーテル(Yotel)」。ロンドンのガトウィック空港とヒースロー空港のほか、ニューヨークやシンガポールのオーチャードロードに「ヨーテル」ブランドのホテルを展開中です。
今回オープンした「ヨーテルエアー シンガポールチャンギエアポート」は、アジアで初めての「ヨーテルエアー」ブランドのホテルとなります。
ポップで近未来的なホテル
デジタルに詳しい若者をターゲットにしているそうで、内装は紫とシルバーを基調としたポップなデザイン。客室も「客室」とは言わず「キャビン」、フロントデスクを「ミッションコントロール」と言ったり、スタッフのユニフォームもカジュアルな仕様になっているなど、従来のホテルとは一味違います。
チェックインはセルフで
チェックインは、入り口にある丸テーブルの上にある端末を使ってのセルフチェックインとなります。使い方がわからないときは、奥の受付に待機しているスタッフが手伝ってくれます。端末の指示に従ってEmailアドレスなどの情報を入力、パスポートをスキャンし、クレジットカードで支払いをした後、キーカードを作ってチェックイン完了です。
セキュリティ面も安心
客室部分は自動ドアで仕切られており、キーカードをかざさないとドアが開かない仕組みになっています。宿泊者以外が客室部分に入ることはできないので、安心感があります。日本のカプセルホテルのように、上下二段のカプセルが並んでいるわけではなく、小さい部屋がいくつか並んでいます。
キャビン内の様子
ベッド
キャビン(客室)のドアを開けると、目の前に大きなベッドがあります。正面には、フラットスクリーンの大型テレビ。ベッドの角度は変えることができ、ベッドとしてもソファーとしても使えます。またベッドの下には空間があるので、機内持ち込みサイズぐらいの荷物なら、ここに2つぐらい収納することができます。
収納棚
ドアの隣が棚になっており、ちょっとしたものならここに置くことができますが、洋服をかけるハンガーなどはありません。ミネラルウオーターが2本置かれており、こちらは無料でいただけます。
収納棚にはコンセントとUSBポートが2つずつついているので、2人で宿泊してもばっちり充電することができます。
ワークスペース
ベッドの頭部分にかけてあるのは、折りたたみの椅子です。棚の下に収納されている机を引き出すことでデスクワークもできますが、これを使うと、部屋のスペースのほどんどが埋まってしまいます。ひとり旅なら大丈夫ですが、同行者が一緒だとちょっとキツイかもしれません。
もちろんWi-Fiの利用は無料。名前と部屋番号を入力するだけで、サックリ使えます。スピードもなかなか。
お風呂
浴室にバスタブはありませんが、普通の洗面スペース、トイレ、シャワーがあります。シャワーは頭上から水が落ちてくるレインシャワーと、手にもって使えるハンドシャワーの二種類が使えます。水圧もまあまあですが、シャワーブースが完全に閉まるわけではないので、外の床を濡らさずにシャワーを浴びるのは難しいかもしれません。
アメニティはシャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、歯ブラシセット。ヘヤードライヤーもついています。
パブリックスペース
フロントの横には、簡単な軽食が置いてあるスペースがあります。朝食やちょっとしたスナックなどが置いてありますが、これは有料。ただし、コーヒーなどのホットドリンクは無料だそうです。この隣にも、自動販売機、テーブルや椅子を備えたパブリックスペースがあり、無料のジムもあります。
デイユースも可能
空港に直接アクセスできるホテルなので、普通のホテルのように一泊ごとに利用する他に、「デイユース」という、最低4時間からの時間単位で利用するプランもあります。4時間を超えて利用するときは、2時間延長ごとに25シンガポールドル(約2,070円)が加算されます。
乗り換え時間が10時間が以上ある人や、出発前の利用に最適!
大型複合施設「ジュエル」自体、何時間いても飽きないぐらい充実した施設で、24時間営業のお店も多いので、待ち時間をゆっくり楽しむのに向いています。なので「乗り換え時間が長く、仮眠をとってから更に時間を潰したい人」や「早朝発の便なので、空港近くに泊まりたいという人」には最適のホテルです。
その際にはジュエル1階にアーリーチェックインカウンターがあるので、ホテルに行く前に荷物を預けて、手荷物だけでホテルにチェックインしましょう。
ヨーテルエアーの利用に向かいない人
ヨーテルエアーのデイユースは「乗り換え時間にベッドでゆっくり休みたい。」という人にはとても便利ですが、飛行機を降りてから一度シンガポールへの入国審査を経て、このホテルにたどり着くまでにはかなりの時間がかかります。
そのため「乗り換え時間が短かくて、荷物は第2目的地まで自動的に運ばれる」ような場合は、チャンギ国際空港のトランジットエリア内にいくつかあるデイユース可能なホテルを使ったほうがいいかもしれません。
「深夜着で到着し、朝までホテルで過ごしたい」という人は、荷物が多い場合、部屋にもフロントにも荷物を置くことができないため、ジュエル1階にある有料の荷物預けを利用することになります(荷物を受け取らず、空港内に残す勇気があれば別ですが。。。)
- ヨーテルエアー シンガポールチャンギエアポート
- シンガポール / ホテル
- 住所:YOTELAir Singapore Changi Airport, Jewel Changi 78 Airport Boulevard #04-280 Singapore, 819666地図で見る
- Web:https://www.yotel.com/en/hotels/yotelair-singapore...