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ドイツ観光
ロマンティック街道には古城や中世の街並

【ドイツ】モザイクなし!ベルリン人体博物館

取材・写真・文:

ドイツ在住
訪問エリア:12ヶ国

2018年9月8日更新

19,386view

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写真:ジョー

ベルリン観光のハイライトシーンが集うアレキサンダー広場の中でも、一番目立つランドマークであるテレビ塔(Fernsehturm)。よくよくそのあたりを散策してみるとその真下に見つかるのが、今回ご紹介する人体博物館です。タイトルの通り今回の記事では、展示が映っている写真にはモザイクがかかってないので、気持ち悪いのは無理!という方は、心臓の負担にならない程度に読んでください(笑)。

この記事の目次表示

メイド・フロム・本物

人体博物館と言うだけあって、館内には所狭しと人体模型が並んでいます。実はこちら、同意のもとで提供された本物の人の体から作られているのです。それだけに、そのリアルさはお墨付きで、本当に体の構造に興味のある人にとっては見ごたえを保証してくれるものとなっています。

  • 写真:ジョーアスリートの方だったんでしょうか

複雑な製造工程

最初の写真からも、模型の精巧さが伝わってくると思います。しかし、これ一体を作るまでには、死体を解剖して要らないところを取り外し、乾燥、コーティングにより防腐処理を施し、さらに展示物として見栄えするようにポージングの調整もしなければなりません。

一つ一つの工程で2週間~およそ半年を必要とし、すべてを終わらせるのに1年単位で取り掛かることもあるそうです。詳しくは、10分ほど流れる館内のビデオで確認することができます。

模型の製造がいかに大変であるのかというのは、各展示を見ることで分かってもらえると思います。どれもが躍動感あふれるポーズで並べられており、「動き出す瞬間」を巧みに表現しています。これらの展示のためには、筋肉や骨、そして時には内蔵のバランスを細かく調整し、そのどれもを傷つけることは絶対に許されません。まさにプロ、職人の粋を結した芸術作品なのです。

  • 写真:ジョー釣り竿が霞んで見える…

こちらの写真は、人の筋肉が一体どれだけあるのかを展示しています。どの角度からもできるだけそれぞれの筋肉が見えるように、一つ一つの筋肉が分解されてワイヤーで吊られている姿は壮観です。

ちなみにこちらの模型は、釣りをしている人のポーズで固定されているのですが、バラバラの筋肉のインパクトが強すぎて、筆者は最初、何をしているのか頭に入ってきませんでした…。

体の不思議いろいろ

これまではリアルな人体模型について紹介してきましたが、この人体博物館では、筋肉や骨格だけでなく、各内臓、血管など体のすべての機能について、それぞれの模型展示を通して説明がなされています。

もちろんこれらも本物です!筆者個人の感想としては、筋肉や骨格のみの模型よりも、こちらの方がはるかにグロテスクでした。

  • 写真:ジョー血管びっしり

その中でも最も精巧なのが、こちらの腕の血管の模型です。もうほとんど腕の形そのものですね。体の中にこれだけぎっしりと血管が詰まっているというのは驚きです。自分たちの体にどれだけの血管が必要で、どこにどう張り巡らされているのかは、逆に模型を本当によく観察しないとわからないかもしれません。

動物の模型も大迫力!

  • 写真:ジョーライオンに捕まったガゼル

人体博物館、という名前でありながら、ライオンや牛といった、動物の模型も人体模型と一緒に並んでいます。人とどこか似ていて、どこか全く違う体のつくりをぜひ見比べてみてください。

こちらも人体模型同様に、飛び上がったり、獲物につかみかかったりと、多くが今にも動き出しそうなポーズで展示されています。動物たちの本気が見え隠れしてますね。

本物から伝わるからだの仕組み

今回残念ながら写真は少なめなのですが、館内の展示はどれも訪問者に全力のインパクトでアピールしてきます。だからと言って、ただ単に気持ち悪いものというだけでなく、自分たちの健康や普段の生活を振り返るいい機会を与えてくれると思います。

日本では人体標本の展示に異論を唱える人もいますが、解剖や医学などに興味のある人にとっては、この人体博物館は天国のようなところかもしれませんね。

ベルリン人体博物館
ドイツ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Panoramastraße 1A 10178 Berlin地図で見る
電話:030 847125526
Web:https://bodyworlds.com/

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※この記事は2018年9月10日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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この記事を書いたトラベルライター

おっさん学生 ドイツ支部
こんな歳で今更ですがドイツで学生やり直してます。
今までに行った旅行先は日本国内もそうですが、海外も数ヵ国行っているので、記事によってガラッと風景が変わるかもしれません。主に街歩きの中で気づいたことを紹介するので、訪問してくださる方が今後の旅行で小さな発見をするときの参考になればいいなと思います。

こちらで旅行相談も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
TRAVELOCO ロコネーム ジョー
https://traveloco.jp/loco/rio_edj

旅行先(国別):ドイツ(在住)、ベルギー、オーストリア、オランダ、ハンガリー、チェコ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、台湾、香港、中国、日本

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