三陸海岸沿いにある陸前高田はホタテ、ワカメなど海産物のイメージがあるかもしれません。しかし、震災後に移住した方やUターンで戻ってきた方々が街を盛り上げるために新たな取り組みを行っています。今まで作っていなかった野菜や果物、ビールの醸造も行っています。この記事では陸前高田の定番品や、来たら手にしていただきたい新たな特産品など、おすすめのお土産を紹介します。
この記事の目次表示
お土産を買うなら「道の駅高田松原」
道の駅高田松原は、三陸観光のゲートウェイとしてオープンしました。陸前高田の水産物や農産物、さまざまなお土産などが揃っています。
施設内には食堂もあり、新鮮な牡蠣やホタテが贅沢に乗った海鮮丼を味わうことができます。
復興のシンボルとなっている「奇跡の一本松」も施設から徒歩5分程度の場所にありました。陸前高田に着いたら、まずはこちらに立ち寄ってみてください。
- 道の駅高田松原
- 陸前高田市 / 道の駅・サービスエリア / おみやげ屋
- 住所:岩手県陸前高田市気仙町字土手影180番地 道の駅高田松原地図で見る
- 電話:0192-22-8411
- Web:https://takata-matsubara.com/
次の章からはおすすめのお土産を紹介していきます。
おすすめのお土産7選
【1】塩うに
原材料は、陸前高田が面している広田湾で採れたウニと、塩のみ。程よい塩加減が、ウニの甘味と旨みを引き立てています。
お酒のアテ、おむすびの具材、パスタソースにも良いです。
(約1500円)
【2】クラフトビール
陸前高田にも醸造所があることをご存知ですか?オーナーが流行に捉われずに自分が飲んで美味しいと思ったビールを醸造しています。地域の特産品である、りんごを使ったクラフトビールもつくっているので、運が良ければ見つかるかもしれません。
(約700円)
【3】りんごジュース
陸前高田でりんご栽培が始まったのは今から約130年前、明治時代のことでした。この地域で出稼ぎをしていた大工さんたちが、宮城県から苗を持ち帰ったことからりんご栽培が広まったそうです。
陸前高田は東北の中では比較的雪が少ない気候などのおかげで、岩手県は青森・長野に次ぐりんごの産地なのです。
陸前高田のりんごは生産量が限られているので市場にはあまり出回らない希少なもので、購入できるのは陸前高田市内の直売所かオンラインショップのみです。
一口かじると果汁があふれて、ジュースを飲んでいるよう。そのりんごを使ったりんごジュースには甘さが濃縮されています。
(約400円)
【4】椿茶
陸前高田の市の花としても親しまれている「椿」は、2011年の東日本大震災で壊滅的被害にあった中でも津波に負けず、強く美しく咲き誇っていたそうです。
その椿の葉と、岩手県北部の九戸郡九戸村の特産「甘茶」をブレンドしたお茶です。ノンシュガーなのに甘みが強く、甘いものが欲しくなった時にジュースの代わりにもなりそうです。
「血糖上昇抑制」「体脂肪・中性脂肪の低下」などの嬉しい健康成分もたっぷり含まれています(約300円)
【5】鉄あわび(南部鉄器)
地元の名産品、三陸産あわびの貝殻を型にした、手軽に鉄分補給できるユニークな形の南部鉄器です。調理するときにお鍋の中に入れたり、ヤカンの中に入れて使います。
三陸鉄あわびの独特の窪みと殻に開いた穴がお湯の対流を促すので、より多くの鉄分が溶け出すそうです。
(約1,300円)
【6】りんご茶
陸前高田産りんご100%でつくられたりんご茶。原材料はりんごの実と皮だけ。自然の恵みをギュッとティーバッグに詰め込んだ贅沢なお茶です。お茶を楽しんだ後は、ティーバッグに残った果実も食べられます。
(約500円)
【7】たかたのゆめ
陸前高田市のみで栽培されている限定品種のお米です。「あきたこまち」「ひとめぼれ」と同等の食味を持ち、炊き立てはもちろん、冷めてもおいしくつややかで、どんなおかずとも相性が良いと評価をいただいています。
陸前高田の食堂ではこのお米を使って食事を提供しているところもあります。ぜひ現地でも味わってください。
(約300円〜)
おわりに
陸前高田は、昔から地域の変遷を見守ってきた人たち、故郷の復興のために戻ってきた人たち、そして震災をきっかけに地域とつながった人たちで成り立っています。皆さんが手を取り合いながら陸前高田の新しい特産品通じて未来をつくっていこうとする力を実感しました。