海外のお笑い(スタンダップコメディ)をこよなく愛する筆者が、海外の英語圏(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、イギリス)の有名なお笑い芸人(スタンダップコメディアン)を紹介します。
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「スタンダップコメディ」とは
「スタンダップコメディ(stand-up comedy)」とは、「海外(おもに英語圏)で主流のお笑いジャンル」と考えられているエンターテイメントのことです。
スタンダップコメディとは、「芸人(スタンダップコメディアン)が舞台から観客に対して笑い話をする」というスタイルのパフォーマンスを指します。
スタンダップコメディを日本のお笑いで例えると、「お笑い芸人がエピソードトークを舞台で披露しているような感じ」と言えるでしょうか。
それでは、英語圏の有名なスタンダップコメディアンを紹介していきます。
デイヴ・シャペル/アメリカ
「スタンダップコメディ界でいうところの松本人志」といってよい知名度の、アメリカ人のスタンダップコメディアンが、デイヴ・シャペル。
「アメリカ人に対して、アメリカ人の黒人男性が、この世の茶番をとんちでいじる」といった芸風で知られています。
2025年には、アメリカで最も有名な賞の一つ「グラミー賞(The Grammy Award for Best Comedy Album部門)」を受賞しています。
ノーム・マクドナルド/カナダ
ポケモンのコントをアメリカのテレビ番組(The Norm Show)で発表したことでも有名なカナダ人のスタンダップコメディアンが、ノーム・マクドナルド。
「肩の力が抜けすぎた様子のハンサムな男性が、ばかなことを言っているが鋭い本質をついているように見える」といった味わいのパフォーマンスで知られています。
「英語圏で絶対悪とされる『アドルフ・ヒトラー』を、良い人に聞こえなくもないように説明する」というネタでも有名です。
ハンナ・ギャズビー/オーストラリア
「LGBTQ(性的少数者)のスタンダップコメディアンのなかで最も有名」と言ってよい知名度がある、オーストラリア人のスタンダップコメディアンが、ハンナ・ギャズビー。
「教養のあるレズビアンが、白人男性優位の社会の茶番をとんちで糾弾する」といった芸風で知られています。
その独特のスタイルから、「ウォーク※・コメディ(woke comedy)」と呼ばれることもあります。
(※「ウォーク(woke)」とは、「社会問題に気づこう」という態度を形容する言葉です。しかしながら、そういった態度が過剰な人を揶揄する言葉としても使われます。)
トフィガ・フェピュレアイ/ニュージーランド
サモア系ニュージーランド人のスタンダップコメディアンが、トフィガ・フェピュレアイ。
「ニュージーランド人に対して、サモア系ニュージーランド人が、サモア系ニュージーランド人について滑稽に話す」という芸風で知られています。
完全に余談ですが、第67代横綱の「武蔵丸 光洋(むさしまる こうよう)」もサモアにルーツがある人物です。
トミー・ティアナン/アイルランド
アイルランドで最も有名なスタンダップコメディアンのひとりが、トミー・ティアナン。
「アイルランド人の男性が、ばかばかしいことに対してわめく」といった味わいのパフォーマンスで知られています。
アイルランドとイギリスでは有名な「北アイルランド問題」で知られる「北アイルランド」を舞台にしたドラマ「Derry Girls」に出演したことでも有名です。
ピーター・ケイ/イギリス
イギリスのレジェンドと言ってよいスタンダップコメディアンが、ピーター・ケイ。
「イギリス人に対して、チャーミングな白人男性が、誰もが共感できる日常のおばかなシーンをおばかに演じる」といった芸風で知られています。
2012年には、「最も売れたスタンダップコメディのライブツアー(2010年〜2011年のチケット売り上げ114万798枚)」としてギネス記録に掲載されました。
記事作成の協力:@ghcomedy81






























